2023-11-27
Shimadzu Medical Systems USAブース
島津製作所(Shimadzu Medical Systems USA)は,RSNA2023のテーマとして「Evolution, Innovation, Transformation – solving challenges together」を掲げている。これは,イメージング機器による作業効率の向上(More Efficient Workflow),新しい臨床的価値の提供(New Clinical Value),そして安全な医療環境の確保(Safer Environment)を通じて,病院や病院グループの経営改善に寄与することを意味し,2023年度から始まった新たな中期経営計画に基づいている。ブースでは,一般撮影装置「RADspeed Pro」シリーズの最新モデル「RADspeed Pro SR5 Version」(W.I.P)や血管撮影システム「Trinias F12s with SCORE Opera」を中心に,テーマを体現するソリューション群が紹介された。
RADspeed Pro SR5 Versionは,新たにカメラとモニタ画面を備え,被検者の位置ズレや体動を検出する機能を搭載する。Trinias F12s with SCORE Operaは,画像処理技術「SCORE Opera」のほか,Cアーム移動の高速化や新たなユーザーインタフェイス向上機能により,ワークフローを大幅に向上させる。
そのほかに,X線領域ではFPD搭載X線テレビシステム「SONIALVISION G4 LX edition」や米国内で展開する近接型システム「FLUOROspeed X1」,コニカミノルタ社,キヤノン社,海外市場向けのDRをそれぞれ搭載した回診用X線撮影装置「MobileDaRt Evolution MX8 Version」を紹介した。
また,新たな修飾薬が日米で承認されるなど,アルツハイマー型認知症診療によりいっそう注目と期待が寄せられている中,頭部・乳房に特化した高空間分解能型半導体PET装置「BresTome」も展示された(米国ではW.I.P)。