2023-11-22
1. RSNA 2023(第109回北米放射線会議)が,“Leading Through Change”をテーマに,11月26日〜30日の5日間の日程で開催
2. 初出展113社を含む670社が参加するTechnical Exhibit
3. 世界160か国に,4万8110人以上の会員を持つRSNA
1. RSNA 2023(第109回北米放射線会議)が,“Leading Through Change”をテーマに,11月26日〜30日の5日間の日程で開催
RSNA 2023(第109回北米放射線会議)が,2023年11月26日(日)〜30日(木)の5日間,米国シカゴ市のマコーミックプレスで開催される(Technical Exhibitsは29日までの4日間)。大会長は,ノースカロライナ大学Faculty Physiciansの学長で,James H. Scatliff放射線科特別教授のMatthew A. Mauro, M.D.が務める。テーマには,“Leading Through Change”が掲げられた。Mauro大会長はRSNAのWebサイトで,アフターコロナとなり医療は急速に変化して技術革新も進み,さらに変わっていくことが予想されるとし,その中でRSNAは放射線医学を前進させていくための大会にしたいと述べている。
初日11月26日16時(日本時間11月27日7時)からはArie Crown Theaterで,President's Address and Opening Sessionが行われる。Mauro大会長は,大会テーマの“Leading Through Change”と題し,President’s Addressを行う。また,Opening Sessionは,ノースウェスタンメディカルグループの放射線科/外科教授のHoward B. Chrisman, M.D.による“History Never Repeats Itself, But It Does Often Rhyme”が用意された。
2. 初出展113社を含む670社が参加するTechnical Exhibit
11月26日(日)〜29日(水)の4日間の日程で開催されるTechnical Exhibitは,初出展となる113社を含め,670社が参加する(10月20日時点。11月7日公式発表)。会場となるノースビルディングとサウスビルディングは合わせて396,000平方フィートの展示面積が用意された。さらに,サウスビルディングには恒例のAI Showcaseが設けられる。この中には,AI Theaterが設置され,連日,人工知能(AI)関連の企業などがプレゼンテーションを行う。さらに,ノースビルディングには,3D Printing & Mixed Reality Showcaseのエリアもある。このほか,新たな試みとして,Innovation Theaterにおいて,企業経営者などによるCenter Stage Presentationsも企画された。
一方,学術プログラムとしては,plenary sessionsが7セッション,Scientific Paperが19分野851題,Education Courseが300以上,Education Exhibitが1654題,Scientific Posterが1419題,Learning Center Theaterが150題となっている。
3. 世界160か国に,4万8110人以上の会員を持つRSNA
放射線医学に関する学会としては世界最大規模となるRSNA.。現在,世界160か国に4万8110人以上の会員が所属している。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより,2020年はVirtual Meetingだけとなったが,2021年には再びマコーミッププレイスを会場に現地開催も行い,2022年は3万8000人以上が参加した。
なお,RSNAのVirtual Meetingにも力を入れており,パンデミックの前からハイブリッド方式で開催してきた。今回も2024年4月30日(火)までアクセス可能となっている。