2022-11-29
米国でも注目を集めるX線動態撮影
(Dynamic Digital Radiography)
RSNA 2022 X-ray
コニカミノルタのX線撮影領域では,X線動態撮影(Dynamic Digital Radiography)に対応する回診車や天井走行式装置,Uアーム型装置などをラインアップする。そのうち移動型X線撮影装置「mKDR Xpress」は,日本では「AeroDR TX m01」の名称で2022年に発売されたが,米国では独自のソフトウエアが組み込まれている。19インチのメインモニタのほか,X線管球操作部にセカンドモニタ(約8インチ)が設置されている。パネル角度を表示するほか,超音波センサによりパネルとの距離を測定する機能がオプションで搭載可能で,患者のポジショニングをサポートする。
また,ワイヤレスDR「AeroDR」シリーズでは,最新の「AeroDR GL」(日本での販売名は「AeroDR swift」)が紹介された。AeroDR GLは,ガラス基板をなくすことでさらなる軽量化を実現。半切サイズ(14×17インチ)と17×17インチの2サイズを展開し,半切サイズはバッテリー1個タイプでは1.8kg,2個タイプでは1.9kg,17×17インチでは2.3kgとなっている(17×17インチは米国では今後展開予定)。さらに,X線動態撮影に対応可能なカーボンタイプ「AeroDR Carbon」も展開し,用途や運用に応じて選択できる。なお,いずれのタイプも耐荷重性や高い抗菌性能を備えている。
X線動態解析のコンソールは米国では「ULTRA EXAM EXPRESS」として展開(日本では「CS-7」)