2022-11-30
CXDIシリーズとの組み合わせが可能な
回診用X線撮影装置「Mobirex i9」
RSNA 2022 X-ray
キヤノンメディカルシステムズのX-rayでは,回診用X線撮影装置2機種の実機展示を行った。日本国内でも展開している「Mobirex i9」は,キヤノン製のデジタルラジオグラフィ(FPD)の「CXDI」シリーズを搭載したシステムである。今回,キヤノングループにおける初展示となった「CXDI-Elite」との組み合わせを紹介した。CXDI-Eliteは軽量で持ちやすく,かつ画素サイズ125μm,防水・防塵規格IP57準拠という先進機能に加え,新たに「Built-in AEC Assistance(BiAA)」(オプション)に対応したFPDである。BiAAは照射されたX線に対する画素値をFPD面でリアルタイム検知,事前に設定された基準値に到達した時,X線発生装置へX線照射停止の通知を行うことで,病棟や手術室といった環境においても適正線量下での撮影が期待できる。
Mobirex i9は,全幅560mm,全長1285mmのコンパクト設計であり,病棟や手術室などスペースの限られた場所でも快適に移動・撮影できる。また,19インチ大画面タッチパネルモニタを搭載し,高い視認性と直感的な操作性を実現した。