2018-11-28
Carestream Health(ケアストリームヘルス)ブース
RSNA 2018[3日目:11月27日]
South hallに出展したCarestream Health(ケアストリームヘルス)は,デジタルX線関係のモダリティとヘルスケアITソリューションで展示を構成した。米国のみならずワールドワイドで事業を展開する同社は,RSNAではその存在感は大きくブースは来場者であふれていた。
日本国内ではヘルスケアITソリューションが事業の中核だが,展示では2019年をターゲットに開発が進められている同社の統合プラットフォーム“Clinical Collaboration Platform(CCP)”の最新バージョンを中心にアピールを行った。CCPは,診断ビューワ「Vue PACS」,レポートシステム「Vue Reporting」などをWebアプリケーションとしてHTMLベースの開発が進められており,最終的にはすべてのモジュールがゼロフットプリントでの運用が可能になる。
今回の展示では,そのWebアプリケーション上で動くビューワやレポート,そして日本でもITEM2018で紹介された“ワークフローオーケストレーター”について説明を行った。また,読影時に患者情報を参照するシステムとして,検査経過のタイムラインビューやオーダ情報などを一括して参照できるようにする“Patient Jacket”を新たに提案した。
また,同社ではすでにゼブラ・メディカル・ビジョン社のAIベースの解析アルゴリズの搭載をアナウンスしているが,今回の展示では,独自開発のAI技術(部位や病変を自動認識する診断補助機能など)をCCPに搭載し,患者選択を行うワークリストから,ビューワ,そしてレポートまでの読影ワークフローに適用して,放射線科医の診断業務をサポートする新たな機能について紹介した(独自開発のAIはW.I.P.)。