2017-11-29
RSNA 2017 US
Siemens Healthineers(シーメンス)のUSコーナーでは,“Personalized Ultrasound”を展示テーマに掲げて,プレシジョンメディシンの拡充に貢献するソリューションを提案した。ブース内では,前回同様フュージョン機能である“eSie Fusion Imaging”やエラストグラフィ機能“Virtual Touch Quantification”,造影超音波検査のハンズオンも行った。
前回,肝臓における超音波診断装置でのプレシジョンメディシンへのアプローチについてPRしたが,今回はさらに,乳腺,整形外科と領域を拡大して展示を構成した。超音波診断装置による肝臓でのプレシジョンメディシンとしては,まず診断装置として用いる。その後の治療では,バイオプシーや経皮的ラジオ波焼灼療法(RFA)での画像ガイドとして使用し,さらには治療後のフォローアップで超音波診断装置を使ってモニタリングしていくという一連の流れがある。特に,日本では2017年10月に肝臓のエラストグラフィ対応装置として「アキュソン S2000e」が日本国内薬機法承認を得るなど,この領域での超音波診断装置の位置づけは高まっており,RSNAでもエラストグラフィによる肝硬度計測を大きくフォーカスして,肝臓疾患へのトータルソリューションを提案した。
また,シーメンスは,製品のラインアップ拡充にも取り組んでおり,従来強みのあったハイエンドクラス製品に加え,ミドルクラスの装置も充実させている。今回の展示では,機能強化を図った「ACUSON S3000 HELX Evolution」と「ACUSON NX3 Elite」の新バージョンを展示した。