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RSNA2017 フィリップス - 核医学 フルデジタルPET/CT装置「Vereos PET/CT」の感度・分解能・定量性をアピール

2017-11-30

照明や映像で空間演出された「Vereos PET/CT」の展示

RSNA 2017 核医学

Philips(フィリップス)の核医学は,日本国内で2017年10月に販売を開始した新型PET/CT「Vereos PET/CT」を,照明・映像・音響で被検者がリラックスできる検査環境を提供する“Ambient Experience”と組み合わせて展示した。

Vereos PET/CTの大きな特長は,フォトンカウンティング技術によるデジタル半導体検出器の搭載により,PET装置の分解能,感度,定量性が,従来と比べて大幅に向上したことだ。クリスタルと検出器を1:1に配置した1 to 1カップリング方式により検出精度を高め,A/D変換ではなくデジタルに直接変換するためノイズの混入もない。今回の展示では,「投与量5mCi」「全身撮像時間5分」「5mmサイズの腫瘍を検出できる分解能」の3つの“5”をキーワードに,低被ばく,短時間で精度の高い画像を得られるVereos PET/CTの優位性をアピールした。従来システムと比べると約半分の撮像時間で同等の画像を取得可能で,さらに1/10程度まで短縮しても一定程度の診断が可能な画像を得ることができる。海外では,オランダ・ライデン大学や米国・カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)などで稼働が始まっている。

Vereos PET/CTを展示した模擬検査室の隣には待機室をイメージしたスペースも設け,Ambient Experienceを導入することで,被検者がリラックスして検査に臨める環境づくりを提案した。

照明や映像で空間演出された「Vereos PET/CT」の展示

照明や映像で空間演出された「Vereos PET/CT」の展示

 

Vereos PET/CT(左)とアナログPET/CT(右)の画像比較

Vereos PET/CT(左)とアナログPET/CT(右)の画像比較

 

90秒/bed撮像(左)と9秒/bed撮像(右)の画像比較。撮像時間を1/10にしても同等の画像を取得できる。

90秒/bed撮像(左)と9秒/bed撮像(右)の画像比較。撮像時間を1/10にしても同等の画像を取得できる。

 

被検者がリラックスして過ごせる待機室を提案

被検者がリラックスして過ごせる待機室を提案


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