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RSNA2016 コニカミノルタ - X-ray 第三世代の「AeroDR」として世界最高画質を誇る「AeroDR HD」が登場

2016-12-1

第三世代となる「AeroDR HD(日本名:AeroDR fine)」

第三世代となる「AeroDR HD(日本名:AeroDR fine)」

Konica Minolta Healthcare Americas, Inc.(コニカミノルタ)のブースでは,「AeroDR」の新製品「AeroDR HD(日本名:AeroDR fine)」がワールドプレミアとなった。また,2015年の米国Viztekの買収により,撮影システムのラインナップが充実しており,「KDR AU System」(日本国内薬機法未承認)や天井走行式撮影システム「OTC X-Ray System」(日本国内薬機法未承認)が展示された(共に日本での販売予定はなし)。このほか,他社製のアナログ式の移動型撮影装置を改良して,Aero DRと組み合わせてデジタル式にするソリューションも紹介された(日本での販売予定はなし)。コニカミノルタでは米国市場において,X線,超音波,ヘルスケアITを事業の3本柱としており,そのうちのX線関連で,Viztek買収による製品強化が図ることができている。整形外科領域に強みのあったViztekの販売網を生かせること,買収のメリットと言えるだろう。

14インチ×17インチのAeroDR HDは,100μmの画素サイズを実現しており,従来の画像と比べ,飛躍的に解像度が向上した。特に整形外科領域の四肢撮影において,詳細な観察をしたい場合に有効である。撮影データ量の増大なども考慮して,100μmと200μmを切り替えることができ,例えば整形外科領域は100μm,胸部領域の撮影では200μmと使い分けられる。その設定は領域別にプリセットを作成することができるほか,手動での設定も可能である。会場内では,175μmの画像との比較表示をして,その高解像度,高画質を来場者にアピールした。さらに,高画質を実現しながらも,X線の照射線量がCRよりも62%低減している。

また,AeroDR自慢の堅牢性もさらに進化した。外観デザインを刷新し,カーボンのモノコックボディにマグネシウム合金のパネルを組み合わせている。このマグネシウム合金のパネルには,凹凸が付けられており,指がかかりやすく,持ちやすい設計になって,落下のリスクを低減した。強度は従来よりも30%程度強化されており,点荷重180kg,面荷重400kgとなっている。防水性能は従来同様IPX6となっている。

 

100μm(左)と175μm(右)の解像度の比較

100μm(左)と175μm(右)の解像度の比較

凹凸を持たせたマグネシウム合金の外装パネル

凹凸を持たせたマグネシウム合金の外装パネル

   
米国で展開される「KDR AU System」

米国で展開される「KDR AU System」

アナログ式移動型撮影装置のデジタル化ソリューション

アナログ式移動型撮影装置の
デジタル化ソリューション

   
天井走行式撮影システム「OTC X-Ray System」

天井走行式撮影システム「OTC X-Ray System」

 

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