2014-12-3
Toshiba Medical Systemsブース
RSNA 2014[第2日目:12月1日]
RSNAが100回目を迎えた2014年は,東芝の医療機器事業にとっても記念すべき年である。100年前の1915年,同社はX線管の開発に着手した。以来,医療機器事業は着実に成長を続け,現在では日本を代表する医療機器メーカーとして,世界市場においてもCT装置をはじめ,存在感を示している。
Toshiba Medical Systems(東芝メディカルシステムズ)がRSNA 2014の展示テーマに掲げたのが,“Toshiba gives you a voice”である。これは,ユーザーの声に耳を傾けることで,ユーザーが求めるソリューションを提供していくという同社の姿勢を表したものである。ノースビルディングに設けられたブースでは,臨床現場のニーズに応えるような新たな技術が数多く登場し,来場者に披露された。特にArea Detector CT「Aquilion ONE ViSION/Edition」に搭載される新型検出器“PUREViSION Detector”や,米国で初登場となるIVR-CT(Angio CT)の「Infinix 4DCT」(米国コンセプト名),内部のハードウエアを大きく変更し,従来のデザインを引き継ぎつつも画質などを大幅に向上させた「Vantage Titan 3T」,米国初披露のPET/CT「Celesteion」などが注目を集めた。
また,放射線医学の世界では,医療被ばく低減や低侵襲の検査,被検者や医療者の安全の確保が,近年ますます重要な課題となっているが,東芝はこれらの課題に貢献する技術を数多く開発している。ブース内では安全性につながる技術,ソリューションについて,“safety 360”のロゴを表示してアピールした。
さらに,“Leading Innovation”という東芝のブランドメッセージを来場者にPRする場として,“The Innovation Experience”をブース中央に設けた。ここでは,東芝の数々のイノベーションとして,“DoseRite DTS(Dose Tracking System)”や“Pianissimo”といった被検者に優しい検査のための技術が,ユニークなタッチパネルディスプレイなどで紹介された。このほかにも,東芝の医療機器事業の歩みを紹介するコーナーも設置された。
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