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RSNA2014 コニカミノルタ - USポータブルタイプ「SONIMAGE HS1」を発表し,超音波診断装置のラインナップを拡充

2014-12-2

クラス最高レベルの分解能を持つSONIMAGE HS1

クラス最高レベルの分解能を持つ
SONIMAGE HS1

RSNA 2014 [第2日:12月1日]

コニカミノルタの超音波診断装置では,ハンドキャリーが可能なポータブルタイプの「SONIMAGE HS1」が米国で初披露された。また,昨年のRSNA 2013で発表されたポケットタイプの「SONIMAGE P3」も展示された。コニカミノルタでは,前回のRSNA 2013でのSONIMAGE P3の発表によって,超音波診断装置の米国市場への本格参入がスタートした。今回のRSNA 2014でも新機種を投入したことで,今後も米国での超音波診断装置事業を強化していくことになる。

RSNA 2014直前にFDAの承認を受けて今回出品されたSONIMAGE HS1は,2014年1月に事業統合したパナソニックヘルスケアの超音波事業部門と始めて共同開発した超音波診断装置。独自に開発したプローブ内部の音響材料によって,音響伝搬ロスの低減と広帯域化を実現。画像処理技術などによる高次高周波を用いた“広帯域ハーモニックイメージング”により高分解能化を図っている。さらに,コニカミノルタがX線画像診断分野で培ってきた画像処理技術“HS処理”によって組織の描出能を向上させて,クラス最高レベルの分解能を実現している。

また,2014年グッドデザイン賞を受賞するなど,デザインやユーザーインターフェイスも優れた特長を持つ。操作ボタンは主要なもの8つに絞り込み,そのほかの機能はモニタ上のタッチパネル操作とした。これにより直感的に操作できるようになり,検査手技に集中できる。アプリケーションとしては,穿刺を強調して表示する機能が搭載された。超音波信号の反射強度に依存せずに穿刺針を画面上に表示して,手技の精度,安全性を高める。このほか,画像参照ビューワの「Unitea」上でデータを一元管理できるのも,クリニックユーザーにとってメリットとなる特長だ。

一方,SONIMAGE P3は,日本では2013年9月に発表されている。重量は392gで,2.7インチカラー液晶を採用したディスプレイユニットのサイズは,11.5cm(縦)×6.8cm(横)と,優れた携帯性を持つ装置である。小さな筐体にもかかわらず機能面の妥協はなく,Bモードに加えて,Mモード,パルスドプラも可能。救急医療や在宅医療など,施設内にとどまらない,幅広い場所で使用することができる。今後はプローブのラインナップを増やして,ユーザーのニーズに応えていくという。

独自開発の音響材料を用いたプローブ「L18-4」

独自開発の音響材料を用いたプローブ「L18-4」

穿刺位置を強調し手技を支援

穿刺位置を強調し手技を支援

   
救急医療や在宅医療などで有用なSONIMAGE P3

救急医療や在宅医療などで有用なSONIMAGE P3

 
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