2013-12-4
手のひらサイズのSONIMAGE P3
RSNA 2013 [第3日:12月3日(火)]
Konica Minolta Medical Imaging USA Inc(コニカミノルタ)では,米国市場において,2013年から本格的に超音波診断装置の展開を開始した。その足がかりとなる第一弾の製品が,手のひらサイズのコンパクト超音波診断装置「SONIMAGE P3」である。
昨年のRSNA 2012で参考出品として紹介されたSONIMAGE P3は,ディスプレイユニットとプローブで構成。ディスプレイユニットは11.5cm(H)× 6.8cm(W)とスマートフォンのようなサイズ。重さ392gと軽量を実現している。こうしたコンパクトさから,日常診療での使用はもちろん,病棟のベッドサイド,在宅医療,災害医療,救急医療などにおいて威力を発揮する。日本国内での販売価格は70万円(税別)となっており,コストの問題で超音波診断装置の購入が難しかった施設も導入しやすくしている。SONIMAGE P3の展示コーナーは,常に来場者であふれており,上々の反応があったようだ。
コニカミノルタでは,2013年7月にパナソニック・ヘルスケア社から超音波診断装置事業の譲渡があり,従来から取り組んできた同装置事業の強化を図っている。2013年から米国市場にも本格参入し,1つの柱となる事業として,今後も超音波診断装置事業を拡大していくことにしている。