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ITEM2019 インフォコム 取材速報 チーム医療を充実させるソリューションや被ばく線量管理・患者取り違え防止・既読管理といった医療安全に寄与する放射線部門システムを来場者にPR

2019-4-14

インフォコムブース

インフォコムブース

インフォコムは,医療分野向けのシステムを数多く手がけているが,放射線部門においても「iRad」シリーズとして,PACSやRIS,レポートシステム,検像システムに加えて,治療用RIS,治療用ビューワなど,フルカバーするシステムをラインアップしている。今回のITEMでは,iRadシリーズにチーム医療を充実させる新しいソリューションを紹介したほか,被ばく線量管理や患者取り違え防止,読影レポートの既読管理機能といった医療安全に寄与する新機能を中心に,来場者にPRを行った。

チーム医療の充実を図るソリューションとしてデモンストレーションを行ったのが,治療RIS「iRad-RT」の情報を集約して,患者リストと検査の進行状況などを室内の大型モニタに表示する機能である。医師や診療放射線技師,医学物理士,看護師,事務員など多職種が参加する放射線治療はスタッフ間の情報共有が重要であるが,治療RIS端末のモニタだけでは,すべてのスタッフが情報を確認するのが困難である。そこで,大型モニタに必要な情報をまとめて表示することで,業務を行いながら参照できるようにした。このソリューションは,現在開発を進めている。

また,RIS「iRad-RS」では,オプションとして被ばく線量管理機能を提供する。モダリティ,PACS,検像システムからDICOM DoseSRを取得し,RISの患者・検査情報と線量データを統合。統計データを基に線量の最適化に向けた分析を行える。2020年4月に予定されている被ばく線量管理の義務化に向けて来場者の関心を集めている機能である。さらに,iRad-RSには患者取り違えを防止する機能も搭載された。患者認証専用画面を用意して,バーコードなどによる患者認証でエラーが発生した場合は警告メッセージを発する。タブレットでの運用にも対応する。

医療安全に関すると機能としては,レポートシステム「iRad-RW」に既読管理機能を持たせている。iRad-RWのリスト上で既読情報として,いつ,誰が確認したかを記録する。

インフォコムが提供する放射線部門の統合ソリューション

インフォコムが提供する放射線部門の統合ソリューション

 

RIS「iRad-RS」のオプションで提供する被ばく線量管理機能

RIS「iRad-RS」のオプションで提供する被ばく線量管理機能

 

確実な検査の実施を実現する「iRad-RS」の患者取り違え防止機能

確実な検査の実施を実現する「iRad-RS」の患者取り違え防止機能

 

「iRad-RW」に搭載される読影レポートの既読管理機能

「iRad-RW」に搭載される読影レポートの既読管理機能

 

●お問い合わせ先
社名:インフォコム株式会社
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-34-17 住友不動産原宿ビル
TEL:03-6866-3790
URL:http://www.infocom.co.jp/healthcare/irad/index.html