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ITEM2017 テクマトリックス ブースレポート ユーザー施設数の増加とともに,拡充を続ける「NOBORI PAL」など次世代の医療クラウドサービスをアピール

2017-5-9

テクマトリックスブース

テクマトリックスブース

テクマトリックスは,「クラウド実績No.1 医療情報クラウドはネクスト・ステージへ」をブーステーマに掲げた。クラウドPACS「NOBORI」は,2016年春からの1年でユーザー施設数が450施設から650施設へと増加し,サービス開始から約5年で培ってきた信頼に確かな実績が伴っている。ユーザーが使いたいと思うサービスをNOBORIを介して低コストに利用できる「NOBORI PAL」のラインアップを紹介した。ラインアップには,地域医療連携サービス「TONARI」,緊急時外部画像参照サービス「TSUNAGU」,遠隔読影診断支援サービス「医知悟」などがあり,来場者の関心を集めた。

専用アプライアンスNOBORI-CUBEを色を用いてブーステーマの「ネクスト・ステージ(NEXT STAGE)」を表現

専用アプライアンスNOBORI-CUBEを色を用いて
ブーステーマの「ネクスト・ステージ(NEXT STAGE)」を表現

遠隔読影サービス「医知悟」もコーナーを設けてPR

遠隔読影サービス「医知悟」もコーナーを設けてPR

 

●クラウドの強みを医療現場で生かせるNOBORI

NOBORIは,画像をはじめとする医療情報を安全に保管し利活用できるクラウド型のPACS。データセンターは,東日本と西日本の2拠点に計4重冗長で構成されており,24時間の最新鋭セキュリティシステムで,日々発生する医療データを安全に保管する。
ブースでは,ユーザーからの声を動画で紹介。クラウドと専用アプライアンス「NOBORI-CUBE」を組み合わせたシステム運用の安定・安全性に加え,導入時のシステム提案内容や,導入後の充実したメンテナンスといった,ユーザーの実感しているメリットが,ユーザー自身の声で来場者に届けられた。

2Dビューワ(左)とマンモグラフィビューワ(右)といった検査に応じた「NOBORI」のビューワの機能を紹介

2Dビューワ(左)とマンモグラフィビューワ(右)といった検査に応じた「NOBORI」のビューワの機能を紹介

 

●トータル医療サービスを実現するNOBORI PAL

NOBORI PALは,「クラウド上に便利を集め,医療機関を支援したい」というコンセプトの下,優れたサービスをNOBORIのセキュアなインフラを利用して自由に使える環境を実現するプラットフォーム。PALとは“仲間”という意味を持ち,複数企業とのパートナーシップにより,サービスが提供される。
サービスは,診断支援・AI,医療連携・遠隔医療,モバイルソリューション,症例データベース・教育支援,他部門画像・情報連携,アウトソーシング,管理業務支援,ユーティリティの8つのタイプで構成される。現在は,診断支援・AIとして胸部X線骨組織透過/経時差分ソリューション「ClearRead +Compare」(東陽テクニカ社)や,ユーティリティのクラウド型音声認識サービス「AmiVoice CLx」(アドバンスト・メディア社),3D医用画像解析ワークステーション「Myrian」(Intrasense社)などが順次提供される。
NOBORI PALのサービスの特長は,(1)必要な時に必要な機能を選択できる,(2)高セキュリティかつ低コストで導入・運用できる,(3)常にアップデートされた最新版を利用できる,(4)診療科に制限されずに院内外での連携ができる,などが挙げられる。運用コスト削減,日常診療・検査などの業務の効率化などは,クラウドによって得られるメリットである。テクマトリックスでは,クラウドを最大限に活用することで,医療スタッフや患者だけでなく,すべての人に貢献できるとして,今後の技術・サービスの方向性や利用方法の提案をした。

「NOBORI PAL」は8タイプのサービスを順次展開

「NOBORI PAL」は8タイプのサービスを順次展開

NOBORI PALサービスのとして提供される「Myrian」

NOBORI PALサービスのとして提供される「Myrian」

 

●TONARIで地域医療連携が容易に実現

TONARIは,オンラインで検査予約や画像送信などが行える地域医療連携サービス。Web対応のアプリケーションで,患者紹介および検査オーダする紹介元の施設は,特別な環境構築を要求されることなく,インターネット接続環境と端末があればサービスが利用できる。料金は紹介先であるTONARI導入施設が月額利用料を支払うだけでよく,低コスト,かつ容易に連携が可能となる。
また,簡単な操作でオンラインでの検査予約ができることにより,紹介元の依頼手続きの負担も軽減。画像や読影レポートの内容もオンラインで速やかに参照可能である。簡易DICOMビューワによって,画像の参照・ダウンロードも行える。
iPadにも対応しており,直感的な操作で検査予約や検査結果の参照ができる。

●夜間や出張時でも迅速対応が可能になるTSUNAGU

TSUNAGUは,夜間などで読影医や専門医が施設外にいる時でも画像を参照できるサービス。ビューワは,Windows,iOS,Androidに対応し,シンクライアント方式のビューワを利用するため,インターネット接続環境さえあれば,PCやモバイルデバイスでデータをダウンロードすることなく安全に利用できる。

施設外からでも利用できる緊急時外部画像参照サービス「TSUNAGU」

施設外からでも利用できる
緊急時外部画像参照サービス「TSUNAGU」

 

 

●お問い合わせ先
テクマトリックス株式会社
住所:東京都港区三田3-11-24
国際興業三田第二ビル
TEL: 03-4405-7834
URL:http://nobori.in/


東芝メディカルシステムズ