2017-4-15
フィリップスエレクトロニクスジャパンブース
フィリップスエレクトロニクスジャパンは,ナンバーワンのヘルステックカンパニーをめざすにあたり,個々のモダリティを提供するモデルから,トータルソリューションを提供するモデルへの変革を進めている。今回,その一例となる新製品,血管撮影装置の次世代プラットフォーム「Azurion」を大々的にお披露目した。
Azurionは,従来の「AlluraClarity」ファミリーの被ばく低減と高画質はそのままに,直感的な操作性,ワークフローの改善を実現する機能を実装した。IVUSなど周辺システムのデータの統合表示・操作を可能にする運用システム「コネクトOS」や,手技ごとのプロトコールを登録できる“プロシージャーカード”機能などにより,高度な治療を支援しつつ,全体の手技時間を短縮し,カテ室のパフォーマンスを向上させる。
MRIコーナーでは,“In-Bore Experience”に息止めや検査の残り時間を円グラフやバナーで表示する機能が実装されたことで,被検者負担のさらなる軽減が期待されることを紹介。また,ネットワーク型マルチモダリティワークステーション「IntelliSpace Portal V9」には新しいMRIアプリケーションとして,頭部用の“LoBI(Longitudinal Brain Image)”や“CoBI(Compare Brain Image)”が搭載され,読影や診断を支援する。
CTは,スペクトラルCT装置「IQon Spectral CT」をモニタでプレゼンテーションした。二層検出器の搭載により,すべての検査でスペクトラルイメージングを可能にするIQon Spectral CTは,造影剤減量や,ヨード密度定量評価による診断支援といった臨床的メリットを提供する。
超音波診断装置のプレミアム機種「EPIQ 7G」は,Shear Wave Elastographyの新機能として追加された,広い関心領域を設定できるカラーマッピング「ElastQ Imaging」や,データの信頼度をカラーマップで示す“Confidence MAP”などをアピールした。
また,移動型デジタルX線撮影装置「MobileDiagnost M50」は,ITEM直前に薬機法承認を取得。FPD搭載のコンソール一体型システムでありながら小型・軽量が特長で,マルチ周波数処理“UNIQUE”により高度な画像処理も実現している。
核医学エリアでは,「Ingenuity TF PET/CT」を中心に展示した。逐次近似応用画像再構成“iDose4”や金属アーチファクト低減技術“O-MAR”,Time-of-Flight技術を採用している点が特長であり,“xPand5”コンセプトのもと定量性も追究している。
ヘルスケアITエリアでは,画像管理システム「IDS7 VNA PACS R19.1」,動画管理システム「IntelliSpace Cardiovascular」,レポートシステム「iReport」を組み合わせ,統合されたイメージプラットフォームを提案した。
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●お問い合わせ先
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン
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