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ITEM2016 根本杏林堂 取材速報医療安全を重視した造影検査情報管理システムなど,造影剤自動注入器の使い勝手を向上するさまざまな機器を展示

2016-4-16

根本杏林堂ブース

根本杏林堂ブース

根本杏林堂は,装置と同じく清潔感を表現する白を基調としたブースデザインで,昨今重要視されている医療安全の向上に寄与する“CEエビデンスシステム”に対応したCT用造影剤自動注入器「DUALSHOT GX7」を中心に,造影剤自動注入器とその周辺機器を展示した。
CEエビデンスシステムはRISやHISなどの院内ネットワークと連携することで,造影検査に必要な各種情報を注入器側で取得し,造影条件などを管理できるシステム。注入情報は注入器からネットワークに保管もできるため,造影検査の安全性とともに,再現性の向上にもつながる。このシステムは専用のGateway装置に対応した装置であれば,機能が追加可能となっている。今回,これまで対応していたDUALSHOT GX7を中心とするCT用造影剤自動注入器に加え,MRI用造影剤自動注入器「SonicShot7」でも今後販売される製品では対応していく予定であることを発表した。

周辺機器としては,CT用のエクステンションチューブ「SPIRAL FLOW」が展示された。SPIRAL FLOWは吻合部を円錐形にし,円錐の外周から生理食塩水の導入流路を通すことで,生理食塩水が回旋させる。これにより造影剤の混合効率を向上し,混合ムラを解決している。また,従来のT字型チューブと比較し,後押し効果が高くなっているという報告もある。
そのほかに,ベットサイドにとりつけ,注入器のヘッドをより患者に近づけることができる「カテスタンド」が参考展示された。

また,新たにデザインされた超音波用造影剤注入器「Sonazoid Shot」(薬機法未承認品)や,シングルタイプのAG造影剤自動注入装置「PRESSPRO GEO-150」などの造影剤自動注入器のほか,研究開発用のソリューションである「デジタルファントム」の参考展示が行われた。

 

根本杏林堂のフラグシップCT用造影剤自動注入器「DUALSHOT GX7」

根本杏林堂のフラグシップCT用造影剤自動注入器「DUALSHOT GX7」

“CEエビデンスシステム”でRISと連携する「SonicShot7」

“CEエビデンスシステム”でRISと連携する「SonicShot7」

   
混合効率と後押し効果の向上が期待できるCT用のエクステンションチューブ「SPIRAL FLOW」

混合効率と後押し効果の向上が期待できる
CT用のエクステンションチューブ「SPIRAL FLOW」

「PRESS DUO」のヘッドを取り付け,可変する「カテスタンド」

「PRESS DUO」のヘッドを取り付け,
可変する「カテスタンド」

   
参考展示されていた「Sonazoid Shot」

参考展示されていた「Sonazoid Shot」

 

 

●お問い合わせ先
株式会社根本杏林堂
住所:東京都文京区本郷2-27-20
TEL:03-3818-3541
URL:https://www.nemoto-do.co.jp/