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2016-5-6

グッドマンブース

グッドマンは，「Find a GOOD solution with Goodnet !」をブーステーマに掲げた。国内400以上の施設に導入されているCardiology総合管理ソリューション「Goodnet」を中心に展示を構成。Goodnetは2000年の販売開始以降，15年以上にわたり臨床現場で培われてきた経験と実績から，継続的な改良と進化を重ね，現在はVersion6としてリリースされている。このほか，DICOMビューワ，解析アプリケーション，MRIイメージ心機能解析システム「Medis Suite MR」の展示・デモンストレーションを行った。（4月15日取材）

●循環器領域における画像表示，解析，データ管理を一元化する「Goodnet」

Goodnetは，DICOMビューワや院内動画配信用Webビューワを中心とした，循環器部門の総合管理ソリューション。循環器の各検査に特化した解析アプリケーションが搭載可能で，各モダリティ画像と解析結果の情報を一元管理することができる。システム導入時には，データ管理・移行はもちろんのこと，セキュリティ管理，各種システムとの連携をスムーズに行うことができる。

●DICOMビューワ「GoodView」で画像活用の幅を広げる

Goodnetに標準搭載のDICOMビューワ「GoodView」は，ファイルフォーマット変換機能など，臨床現場からの要望に応えた高機能ビューワを実現している。血管造影画像や超音波画像だけではなく，IVUSの長軸画像構築や簡易計測，レポート作成など循環器部門におけるルーチン作業を幅広くサポートする。レポート作成では，アノテーションラインの色やテキストを利用者のニーズに合わせて設定可能。操作の大半をマウスだけで行え，業務効率の向上を図れる。
iOS対応のDICOMビューワ「GoodView for iPad」は，シンプルなビューワデザインを採用し，DICOM画像の参照や動画再生などが容易に行える。カンファレンスやインフォームド・コンセントなど，臨床現場のあらゆる場面において活用の幅が広がる。

DICOMビューワGoodView	GoodViewでの画像閲覧
iOS対応DICOMビューワGoodView for iPad

●循環器領域に特化した解析アプリケーション

グッドマンが扱う解析アプリケーションは，世界のコアラボで広く採用されている実績を持つ。統合型血管解析システム「Qangio XA」をはじめ，血管内イメージング解析システム「QIvus」，統合型心機能解析システム「CAAS」，Angio-OCT 3D解析システム「QAngio OCT RE」，心エコー画像解析システム「TomTec-Arena」，MRIイメージ心機能解析システム「Medis Suite MR」など，循環器領域に特化した解析アプリケーションの提供によって，より使い勝手を追究したシステムの構築が可能である。

●迅速な診断をサポートする心臓血管画像解析ソリューション「Medis Suite」

「Medis Suite」は，循環器領域の解析アプリケーション開発で20年以上の実績を持つMedis medical imagingsystems 社の各種解析ソフトウエアを提供する新しいプラットフォームである。現在は，MRIイメージ心機能解析システムの「Medis Suite MR」のみをラインナップしているが，今後，順次アプリケーションを追加していく。

心臓血管画像解析ソリューションMedis Suite

●学術研究用の解析アプリケーションで豊富な情報の取得を実現

解析アプリケーションの学術研究用の解析アプリケーションである「QAngio OCT RE」「QAngio XA 3D RE」のデモンストレーションも行われた。
QAngio OCT RE は，OCTプルバックと血管造影像それぞれの3D再構成と同期を行うアプリケーション。血管内フライスルー機能では，病変が分岐部にある場合などにおいて，より詳細な情報を得ることができる。また，3D OCTで側枝入口部の血管内径や面積を測定するカットプレーン解析機能が搭載されている。このほか，OCTにおける自動3D再構成画像の高速表示やカテーテル除去画像の取得が可能で，血管造影画像とOCT画像から取得されたステントサイズ，位置情報を1画面上で表示でき，スピーディな診断に貢献する。
QAngio XA 3D RE は，最新の画像処理アルゴリズムを採用することで，血管造影画像から各種の解析を行う。血管や分岐部の形状の3D再構成や定量的解析，最適ビューイング角度の自動計算機能を搭載している。

QAngio OCT RE（左）とQAngioXA 3D RE（右）