ITEM2015 グッドマン ブースレポート
循環器部門管理ソリューション「Goodnet Version6」と新機能が加わった解析ソフトウエアを紹介
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2015-4-28
グッドマン ブース
グッドマンは,国内350以上の施設に導入されているDICOM動画像の蓄積や配信,IVRを含むカテーテル検査・心エコー検査などの円滑なレポート管理を実現する循環器部門の管理ソリューション「Goodnet Version6」を中心に,より快適な使用法の紹介とDICOMビューワ,解析ソフトウエアの最新機能のデモンストレーションを行った。(4月17日取材)
●循環器部門の統合医療情報ネットワーク構築を実現する「Goodnet」
「Goodnet」は,Multiframe DICOM PACSとして発売されてから今年で15年目を迎えた。動画像DICOMデータを常に安定かつ高速に表示できるよう,快適なネットワーク環境を保持するシステム設計となっている。現在発売されている「Goodnet Version6」は,ナビゲーションを行う「G-NAVI」,ビューワの「GoodView」,Webベースのビューワ「GoodnetWeb」,レポーティングシステム「G-Record」,解析アプリケーションなど,組み合わせ自由度の高いシステムで構成されている。既存システムとの統合も可能で,循環器領域の画像管理において高い安全性と高品質を実現する。
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●血管内エコー解析システム「QIvus」へ新たにNIRS解析が追加される
「QIvus」は,自動輪郭描出のアルゴリズムにより短時間で高精度な解析を実現した定量的血管内エコー解析システム。今回,新たにNIRS(近赤外線分光法)解析の機能が加わった。
QIvusは,医用画像解析の分野で25年以上の経験を持つオランダライデン大学イメージ解析研究所とMedis medical imaging system社によって協同開発された。高精度な自動輪郭トレースアルゴリズムによって,短時間でのIVUS画像の解析を可能にしている。
QIvusの長軸・短軸画像の自動輪郭トレース機能は,短軸画像を基に長軸画像が構築され,各画像上で血管,内腔,ステントの輪郭が自動トレースされる。得られた輪郭線は,直感的かつ容易な操作で修正を行うことが可能で,解析の作業時間が短縮できる。また,関心部位は,target segment,distal reference,distal edge,proximal edge,proximal referenceの5つ以外に,必要に応じ複数の関心部位を自由に設定・解析が可能である。
さらに,OCT/OFDI解析では,OCT/OFDIのrawデータを読み込むことで短軸断面上のステントストラットの位置を自動認識し,新生内膜の被覆状態や圧着状態を解析する。組織性状解析では,IVUSから出力された組織性状解析データを読み込むことで,組織性状別に短軸断面上の面積分布や任意のセグメント内の体積分布を計測。輪郭線の修正や自動トレースを行え,オフラインでの再解析も可能である。また,計測結果は数値データやグラフとしての出力はもちろん,自動選択されたキー画像を取り込んでExcel形式で出力することができる。解析したDICOM画像をAVIやBMPなどの汎用フォーマットへ出力する機能も有する。
●ストレイン解析がバージョンアップした汎用画像解析システム「TomTec-Arena」
TomTec Imaging Systems社製の汎用画像解析システムのTomTec-Arenaは,心エコー画像閲覧と解析を行う。ストレイン解析がバージョンアップされ,RV,LV解析の自動処理機能が強化された。
TomTec-Arenaは,各社の超音波診断装置のDICOM画像に対応し,心エコーの画像をサーバで一元管理することができる。Goodnetにて心エコー画像を血管造影画像やIVUS画像と一括管理できるため,幅広いデータの運用が可能となる。操作性を重視した画像閲覧機能をはじめ,超音波診断装置本体と同等の精度を実現した解析機能を搭載し,心エコーのDICOM画像管理に適したシステムになっている。
DICOMビューワとして必要な再生・表示の機能が装備されており,通常再生をはじめ,コマ送り,再生速度設定,同期再生,パン・ズーム,分割表示,マルチスタディ表示などを直感的に操作できる。心エコーの画像解析では,距離,面積,ボリュームなどの一般的な計測だけでなく,2D,M-Mode,ドプラなど超音波診断装置本体と同等の解析が行える。エクスポート機能を利用することで,矢印やコメントの挿入,個人情報のマスキングなどの編集を行ったデータをAVIやJPEG形式で出力でき,簡単に資料作成が可能になる。また,解析結果の画像をGoodnetに登録すれば,閲覧がいつでも可能となり,G-Recordと連携すると解析結果の数値が簡単にレポートへ反映され,作成したレポートは画像とともに一括管理できる。
オプション解析機能には,2Dエコースペックルトラッキング法による心筋ストレイン解析をはじめ,LVの自動輪郭トレースやEF・GLSなどの解析を行う“AutoLV”,4D解析や定量評価の各機能が備えられている。
Goodnetの解析アプリケーションは,ほかにも統合型血管解析システム「QAngioXA」,統合型心機能解析システム「CAAS」,MRIイメージ心機能解析システム「QMass Enterprise Solution」などがある。
●より使いやすいアイコンに変更したiPad専用DICOMビューワ「GoodView」
GoodViewでは,循環器部門の各検査の特性に応じた表示に加え,直感的な操作を可能にさせる機能が採用され,よりシンプルかつ快適な画像閲覧を行える。iPad専用DICOMビューワ「GoodView for iPad」では,さらなる使い勝手の良さを追究し,アイコンのレイアウトが変更されたことで,画面の小さいiPad miniでも操作が扱いやすくなった。
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●お問い合わせ先
株式会社グッドマン
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