2016-4-17
ケアストリームヘルスブース
ケアストリームヘルスは,「New Generation, New Experience.」をコンセプトとして展示を行った。同社は,CR,DRの新規の販売を2016年3月末で終了し,今後はPACS,RIS,クラウドサービス,VNA(Vendor Neutral Archive)といったヘルスケアITソリューションに特化する。今回の展示においても,同社が強みを持つクラウドとVNAを生かしたヘルスケアITの新サービス,PACSやRIS/治療RIS,電子カルテと連携した院内情報の統合参照システムなどを中心にして,新生ケアストリームヘルスをアピールした。
代表取締役社長の大場拓也 氏は,「4月にビジネスモデルの変換を図り,日本においてはケアストリームヘルスが強みを持つPACS,RIS,クラウドのヘルスケアITソリューションに注力する。これまでのモダリティビジネスで培ってきたノウハウや,ユーザー,販売代理店との関係を生かして,日本での新しいビジネスを展開していきたい」と述べた。ケアストリームヘルスの米国本社は,超音波画像診断装置への参入,コーンビームCTの新規開発などモダリティビジネスを進めているが,ワールドワイドでは各国の市場性を判断し事業の最適化を進めている。日本においてはデジタルX線市場の特殊性もあり,競争力を持つPACS,RIS,クラウドサービスなどに注力することとなった。
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展示では,ヘルスケアIT領域に提供する新しいサービスのコンセプトとなる「Clinical Collaboration Platform(CCP)」を中心に紹介した。CCPは,VNAをベースとしてDICOM画像やNon-DICOMデータや文書情報の取り込み,管理,参照を可能にする「Carestream Vue Explorer」などを利用して,放射線科や診療科の専門医だけでなく病院内の情報部門や事務スタッフ,さらに患者も含めて情報にアクセス可能な環境を構築できるプラットフォームとして期待される。展示では,従来CDなどの媒体で行っている患者への画像提供を,メールで発行されるリンクとパスワードで患者自身が簡単に参照できる「MyVue」の機能などを紹介した。
PACSでは,「VuePACS」に心電図波形の取り込みやPerfusion解析が追加されたことを紹介した。また,2015年10月にメジャーバージョンアップした「CARESTREAM 診断RIS-J3.0」や治療RISの新機能をアピール。診断RIS-J3.0は,Webアプリケーションとして開発され,医療安全や情報共有に配慮した画面設計,集計や統計,検索など多彩なデータ活用機能を提供するのが特長である。
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●お問い合わせ先
ケアストリームヘルス株式会社
住所:〒135-0041東京都江東区冬木11-17イシマビル
TEL:03-5646-2500
URL:http://www.carestream.jp/item2016