2014-4-11
日立メディコ/日立アロカメディカルブース
日立メディコ/日立アロカメディカルは,展示テーマに「embracing life through innovation」を掲げ,“いのちを慈しむ”という医療の原点に貢献する製品やソリューションを展示した。日立メディコ/日立アロカメディカルは,4月1日付で日立製作所に設立された日立の7つめのグループ「ヘルスケアグループ」の一員としてスタートしており,“日立グループ”としてヘルスケアの進歩に貢献していくという姿勢をよりいっそう強めている。ブースは,診断,ヘルスケアIT,治療のソリューションと,それらを支えるサービスソリューションという構成で展示が行われ,正面ステージでは,日立グループのヘルスケア事業や,日本国内で医療現場への導入が始まっている3T MRI装置「TRILLIUM OVAL」などを紹介するプレゼンテーションが行われた。
診断ソリューションでは,新製品として今月発表されたばかりの移動型X線装置「Sirius Starmobile tiara」や,ITEM初展示となる16列マルチスライスCT装置「Supria」,日立メディコと旧アロカの技術を結集させた超音波診断装置の新ブランド「ARIETTA」などが初披露された。
超音波診断装置「ARIETTA 70」は,“Multi-layered Crystal Technology”によりノイズを低減してクリアな画像を描出するプローブや,反射が少なく視野角の広いモニタを採用し,Real-time Virtual Sonography(RVS)やReal-time Tissue Elastography(RTE)といった高機能アプリケーションも搭載したハイクラスの装置。同時に発売された「ARIETTA 60」は,小型化・軽量化し,使いやすさを追究した装置で,一次救急の医療施設や手術室,開業医などをターゲットとしている。
「Supria」は,日本国内および,アジアや中東,南米などにおけるCT装置のボリュームゾーンである16列マルチスライスの市場に投入された新製品で,75cmの開口径や,3ユニット構成のコンパクト設計,簡単な操作性を特長としている。昨2013年9月に発売以後,わずか7か月で国内に150台が導入されている。
移動型X線装置「Sirius Starmobile tiara」は,現場の声をもとに開発された装置で,小回りの利くスリムボディ,独自のパンタグラフアームによる簡単なポジショニング,ワイヤレスFPD搭載による撮影後の迅速な画像確認などが特長。ワイヤレスFPDは3サイズを用意している。tiaraは5色のカラーバリエーションと小児向けのアニマルデザインの6種が紹介され,来場者は軽快な操作性を体感していた。
MRIは,快適性と高画質の両立を実現した楕円ボアの3T装置「TRILLIUM OVAL」が臨床画像とともに展示されたほか,システムソフトが「ORIGIN4」にバージョンアップした1.5T装置「ECHELON RX」が紹介された。
トモシンセシス撮影が可能なマンモグラフィシステム「Selenia Dimensions」は,昨2013年末にリリースされたトモシンセシス(3D)画像から2D画像を生成する“C-View”や,3D画像により位置決めを行うTomoBiopsyがITEMでは初めての展示となった。
治療ソリューションとしては,新しく取り扱いの始まった放射線治療計画システム「RayStation」(RaySearch Laboratories社製)などが紹介された。また,ヘルスケアITソリューションでは,日立グループ連携により提供している,電子カルテなどのデータの院外バックアップを行う「安心バックアップサービス」や,中小規模病院〜診療所向けのIT製品を中心に展示した。
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●お問い合わせ先
株式会社 日立メディコ
〒101-0021 東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX
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URL:http://www.hitachi-medical.co.jp/item2014/