放射線被ばくの正しい理解
“放射線”と“放射能”と“放射性物質”はどう違うのか?
放射線被ばくの正しい理解
“放射線”と“放射能”と“放射性物質”はどう違うのか?
2012年12月3日発行
著者:荒木 力(山梨大学大学院医学工学総合研究部放射線医学講座教授)
放射線医学の第一人者が徹底的に検証“放射線被ばく”に関する疑問 完全解答
東日本大震災に伴う福島第一原発事故以来,放射線と被ばくに関する多くのニュースや見解が飛び交い,国民は混乱状態に陥りました。放射線を扱う専門家でさえ,きちんと理解し説明できるとは言い難い,放射線の作用,単位,被ばく量とその影響,さらには原発・原爆の仕組みまで,あらゆる疑問に答えます。
中川恵一 先生(東京大学医学部附属病院放射線科 准教授/緩和ケア診療部部長)
発売元:株式会社 インナービジョン
〒113-0033 東京都文京区本郷3-15-1
TEL 03-3818-3502 FAX 03-3818-3522
体裁:B5判(並製)1色刷り 220頁
刊行:2012年12月3日
定価2,200円(本体2,000円)
◆電子ブック 1600円(税込)
http://www.shinanobook.com/genre/book/2089
※電子ブックの立ち読みもできます
目次
■第1章 はじめに
1-1 放射線に関する疑問
1-2 どこにでもある放射線
1-3 福島原発事故後の空間 放射線量率の推移(関東)
1-4 福島原発事故後の空中 放射性同位元素の推移(関東)
■第2章 放射線
2-1 電離放射線
2-2 放射線の作用
2-3 ベクレル、グレイ、シーベルト
2-4 外部被ばくと内部被ばく
2-5 半減期
2-6 放射線測定
■第3章 放射線被ばく
3-1 自然放射線
3-2 1回/分割被ばくと全身/部分被ばく
3-3 確定的影響と確率的影響
3-4 高線量被ばく
3-5 放射線障害の機序
3-6 低線量被ばく
3-7 医療被ばく
3-8 他のリスク要因との比較
■第4章 原発、原爆、放射線事故
4-1 核分裂
4-2 原子炉
4-3 チェルノブイリと福島原発事故
4-4 原子力・放射線事故
4-5 原子爆弾
■Appendix
■索 引
(立ち読みPDFダウンロード)
■正誤表
◎第3章3-8:135P 上から8行目
誤:寿命が3500日(約10年)
正:寿命が2250日(約6年)
◎第4章4-3,4-4における「放出された放射能」,「放出放射能」,「何十倍という放射能が放出された」などの記述は,それぞれ,「放出された放射性物質の放射能」,「放出放射性物質の放射能」,「放射能に換算して何十倍という放射性物質が放出された」という意味です。