2014-4-17
東芝メディカルシステムズ(株)は,第70回日本放射線技術学会総会学術大会(JSRT)にて,「患者皮膚線量表示システムの精度評価」を発表し,CyPos賞金賞を受賞した。JRC2014(4月10日~13日 横浜)の最終日に授賞式が行われた。
本講演では,X線循環器診断システムInfinix Celeve™-iに組み合わせ可能(注1)な患者入射皮膚線量表示システムDoseRite™ DTS(Dose Tracking System)の線量表示精度を検証し,その結果を発表している。
DoseRite DTSは患者の局所の入射皮膚線量をシステム内の仮想患者モデルに積算し,その度合いをカラーマップとして3次元的にリアルタイムに表示するもので,術者の被ばくに対する意識喚起につながる。DoseRite DTSにより,安全な手技を提供することが高い評価を得て,さらなる普及により医療被ばくへの関心が高まることが期待され,今回の受賞につながったと考えている。
本受賞を受け,社長の綱川氏は「当社は医療システムの開発にあたって,常に患者さん目線に立った人にやさしい技術の開発を心がけています。私達は医療現場の先生方の声を聞き,問題を共有し開発に活かしています。医療被ばくの低減はその重要な課題の一つです。これからも医療に貢献してまいりたいと思います」と,語っている。
DoseRite DTSは昨年10月のComplex Cardiovascular Therapeutics 2013(CCT2013)で初展示し,順次稼働を開始している。
(注1)Infinix Celeve™-iに組み合わせるアンギオワークステーション XIDF-AWS801 に搭載
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