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GEヘルスケア・ジャパン,汎用超音波診断装置“LOGIQ”シリーズの最上位機種「LOGIQ E10」を発売〜高性能GPUによるリアルタイム画像再構成と全視野フォーカスが高画質を実現〜

2018-6-1

GEヘルスケア・ジャパン(株)は汎用超音波診断装置“LOGIQ”シリーズのフラグシップモデル「LOGIQ E10(ロジック イーテン)」を7月2日(月)より販売開始する。LOGIQ E10は,さらなる高画質を実現した汎用超音波装置の最上位機種で,大学病院・地域中核病院などの高性能超音波診断装置を必要とする病院や,急性期疾患の精査を担う専門性の高い施設などを主要ターゲットとして販売される。

人口の高齢化に伴い,低侵襲的な手法である超音波装置を使い,より短時間に詳細な検査を行うことへのニーズは増している。また,増加する生活習慣病患者に対しては,体内のより深部にまで届く感度の良い画像で,より高い精度で超音波検査を行うことへの需要はますます増加している。さらに,近年の画像診断においては,悪性度の高い病変を発見するだけでなく,より早期に高危険群(ハイリスク患者)を絞り込むことも重要視され始めている。そのため,超音波診断装置には,病変の性質やミリ単位の形態変化を把握できるような高画質が今まで以上に求められている。

LOGIQ E10

 

今回発売する「LOGIQ E10」は,超音波検査に関わる医師・技師のこうしたニーズに対応するソリューションとして開発され,検者および患者双方の負担軽減と客観性の高い検査を実現した新製品。従来,超音波診断装置の検査データの受送信はハードウェアを介して行われ,固定の画像処理プロセスに制御されていたため,高分解能と高感度を両立する画像表示には制限があった。LOGIQ E10は,NVIDIA社製の高性能GPUを搭載し,画像処理プロセスをソフトウェア上で行うことで,多方向から受信・蓄積した超音波データをピクセルレベルで焦点(フォーカス)を合わせるよう再構成できるようになった。また,その膨大なデータ情報処理をリアルタイムに行うことが可能となった。
これらの処理により,Bモード(モノクロの断層画像)だけでなく,血流イメージングモードなどでも高い空間分解能とフレームレート(リアルタイム性),感度の向上を実現した。さらに,超音波のエネルギー効率を最大化するために日本で開発されたXDclear(エックスディークリア)プローブに新しいラインナップを増やし,また有機ELディスプレイで画像を表示することで,データ取得,画像処理,表示まで一気通貫したプロセスを経た高画質を可能とした。これにより,高い精度による形態観察・質的評価をサポートする。これらのソフトウェア技術革新による高画質かつ高精度での画像表示と,操作性を高めるための機能の採用により,従来は描出が困難な患者において検者のストレスが軽減され,検査時間が短縮されることで,患者の負担も軽減されることが期待される。

●製品概要

超音波送受信のソフトウェア化による高画質の実現
・従来のハードウェアによる超音波送受信をすべてソフトウェアで行うことにより,より多くの送受信情報を高速演算処理ユニットで画像化することに成功。全深度・全方位にピクセルレベルで焦点(フォーカス)を合わせ,近位部の画質向上,深部まで高い均一性,高フレームレート(リアルタイム性)を実現した。

ストレスフリーな血流検査
・微細な血流信号を増幅するGE独自のコード技術を用いた血流イメージング機能(B-Flow)は超音波受送信のソフトウェア化によりさらに基本性能が向上した。また,従来の血流イメージング機能(CFM,PDI)にも上記のコード技術を融合することで,感度,空間分解能,フレームレートが飛躍的に向上し,低流速から高流速までの血流を視覚化しやすくなった。  
・血流の走行に合わせて関心領域の位置や角度などをボタン一つで調整するAuto Doppler Assist機能により,短時間で効率のよい検査をサポートする。

客観的で信頼の高いデータ提示を簡単に
・組織の硬さを定性的に判断するShear Wave Elastographyを搭載。高音圧の超音波パルスを複数本送信するGE独自の技術により安定した計測値をワンタッチで得ることができる。2Dカラーマッピング表示やワークシート表示,保存画像からの計測など豊富な機能により,日常検査の延長で,非侵襲的な組織の硬度測定を簡単に行うことができる。
・画像を静止画,動画に関わらずRAW dataのまま保存することができる。また,RAW dataを活用することで同一患者の過去画像をボタン一つで呼び出し,画像のスキャンパラメーター(スキャン条件)を合わせて画像比較ができるので,検査効率と客観性の向上に貢献する。

 

●問い合わせ先
GEヘルスケア・ジャパン(株)
コミュニケーション本部
TEL 0120-202-021
www.gehealthcare.co.jp

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