開発にあたっては,“FIT for Specialty”というコンセプトのもと,FITのFとして,“Facilitate Workflow”(日常検査をもっと快適に),Iとして“Investment Return”(投資を担保する広い臨床応用と環境配慮),Tとして“True Diagnostics”(効率的で正確な診断に求められるもの)のキーワードに沿って,最新の技術が盛り込まれている。その中でも特に,術者にとって快適な検査を行えるよう,フレキシビリティのある筐体設計になっていて,可動範囲が広く,どんな術者にも検査しやすい姿勢がとれるようになっている。同社では,それにより検査の質を高めることにつながるとしている。エルゴノミクスの観点から社内で検証を行い,筋電計の測定では従来より,20%負担の少ない検査ができるようになるとの結果が出た。また,ハードウエアの基盤を見直し,画質も向上している。これにより,新たな機能の追加なども,ソフトウエアのバージョンアップで対応できるようになり,投資効率の優れた装置となっている。
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