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RSNA2010

■ALOKA Ultrasound
  フラッグシップのプロサウンドF75をPR

RSNA2010 [第4日目:12月1日(水)]

  ALOKA Ultrasoundは今回のRSNA2010で,最新鋭のフラッグシップ機「プロサウンドF75」(FDA申請中)を出品した。日本国内では今年2010年7月に行われた「ALOKAフェア2010」でお披露目されている。すでに日本,欧州では販売が開始されているが,米国ではFDA申請中である。この装置は,「プロサウンドα10」の後継機。汎用型超音波診断装置として,幅広い検査に対応する。同社の新世代の装置の第一弾と位置づけられており,設計から見直されている。装置名にある「F」は,同社のブランドステートメントである「見えないものをみる/変化を照らす」に基づき,foresee(予見),foresight(洞察,予感)の頭文字からとった。大学病院や地域中核病院などに販売を予定している。

ALOKA Ultrasoundのブース
ALOKA Ultrasoundのブース

  開発にあたっては,“FIT for Specialty”というコンセプトのもと,FITのFとして,“Facilitate Workflow”(日常検査をもっと快適に),Iとして“Investment Return”(投資を担保する広い臨床応用と環境配慮),Tとして“True Diagnostics”(効率的で正確な診断に求められるもの)のキーワードに沿って,最新の技術が盛り込まれている。その中でも特に,術者にとって快適な検査を行えるよう,フレキシビリティのある筐体設計になっていて,可動範囲が広く,どんな術者にも検査しやすい姿勢がとれるようになっている。同社では,それにより検査の質を高めることにつながるとしている。エルゴノミクスの観点から社内で検証を行い,筋電計の測定では従来より,20%負担の少ない検査ができるようになるとの結果が出た。また,ハードウエアの基盤を見直し,画質も向上している。これにより,新たな機能の追加なども,ソフトウエアのバージョンアップで対応できるようになり,投資効率の優れた装置となっている。

操作パネルやモニタの広い可動範囲が,操作者の好みに合わせたポジションを実現するプロサウンドF75。広い領域にフレキシブルに対応
操作パネルやモニタの広い可動範囲が,操作者の好みに合わせたポジションを実現するプロサウンドF75。広い領域にフレキシブルに対応

キータッチにもこだわったキーボード
キータッチにもこだわったキーボード
握りやすいようプローブの形状に新デザインを採用し(右),ケーブル径も細くなった。
握りやすいようプローブの形状に新デザインを採用し(右),ケーブル径も細くなった。

  このほか,「プロサウンドα7」の新バージョンも,RSNA初の出品となった。新機能は乳腺をはじめとした女性領域など,Women's Imagingに関するものが豊富。乳がん診断におけるエラストグラフィを定量的に評価するためのStrain rate計測,乳腺などの表在領域に対応した表在用3Dプローブ,このほか胎児の心臓を3D表示するSTICなどを新たに展示した。

新バージョンのプロサウンドα7
新バージョンのプロサウンドα7
表在用3Dプローブ
表在用3Dプローブ
胎児の心臓3D画像をつくるSTIC機能
胎児の心臓3D画像をつくるSTIC機能

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