新製品として,CT用造影剤自動注入器「STELLANT」の注入記録をPACSに保存できる「Certegra」を展示した。STELLANTは,患者の体重を入力し,注入時間を決定すると,患者ごとに最適な注入プロトコールが自動的に決定される。その場合,ルーチンで決まった用量を注入する場合と違い,患者ごとに異なる注入プロトコールとなるため,記録に残すことが必要というユーザーからの声が多かったという。そういった声を受けて,同社では,注入記録を保存できるシステムを提案。プログラムした注入のメニューや実際に注入した造影剤の記録などを「Certegra」に送ると,画像と合わせてPACSに送信され,画像情報の最後に保存される。また,セットした量と実際に使用した量を記録できるマネージャーレポートシステムが搭載されており,無駄が多い時間体や部位ごとにどれだけの造影を使用しているかなどを分析することができる。オプションで,注入記録をラベルプリントできる製品も用意されている。米国では受注を開始しており,2010年1〜3月に発売を開始する予定。日本では,同じく4〜6月に発売される予定となっている。
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オプションで注入記録をラベルプリントできる製品も用意 |
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STELLANTやCertegraから送信された情報が見られるモニタを展示
Certegra |