RSNA 2009の会場となるマコーミックプレイスには,初日早朝から多くのメンバーや出展者などが集まってきた。29日から12月4日までの6日間,マコーミックプレイスのレイクサイドセンター,ノースビルディング,サウスビルディングのそれぞれの場所で,学会のセッション,リフレッシャーコース,Education Exhibits,Scientific Posters & Infomaticsなどや,Technical Exhibitsが行われ,約6万人がここを訪れる(Technical Exhibitsは12月2日まで)。 Abstracts Submissionsは,Scientific PostersとPaperで6769題,Education Exhibitsは4122題で,トータル1万891題となっている。 RSNAの会員は,1月12日の時点で,北米が3万4986名となっており最も多く,日本を含むアジアからは2309名が会員となっている。世界全体では4万4118名となっており,グローバル化が進んでいる。レイクサイドラーニングセンターのEducation Exhibits,Scientific Posters & Infomaticsには,初日から日本人も含む多くの参加者が見受けられた。この中でPhysicsの発表では,藤田保健衛生大学の辻岡勝美氏が“Temporal Resolution and Slice Sensitivity Profile in ECG-gated Reconstruction Using Multislice CT”と題し,マルチスライスCTでの心臓CTにおける時間分解能とスライス厚の関係性についての研究結果を紹介していた。また,レイクサイドラーニングセンターでは,新たにToward Quantitative Imaging: Reading Room of the Futureというコーナーが設けられた。 一方,Technical Exhibitsでは,東芝社が3T MRI(参考出品)を展示するなど,今年も多くの新製品の登場が期待される。
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