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RSNA2009

■注目されるCTの被ばく低減

RSNA2009 [第3日目:12月1日(月)]

今日は計測・防護に関するセッションを中心に回りました。

この領域は何といってもCTの被ばくに関するセッションが多く,注目度の高さがうかがえます。会場もほぼ満員という盛況ぶりでした。

発表内容としては,装置の被ばく低減機能に関する性能評価を行った発表が多く,具体的には画像再構成法としてASIR法を採用した場合の被ばく低減効果の検証,ヘリカルスキャン時の体軸方向へのオーバービーミングを抑えるための動的コリメーションの評価,ノイズ低減と高コントラスト分解能を向上させる画像フィルタの開発と評価などが多かったように思います。

個人的には,ボリュームCTの線量評価を面積線量で行うことを提案した発表に興味を持ちました。今後さらなる検証が必要だと思いますが,CTの線量評価法の1つとなりうるかもしれません。

インナビネット記者  松原孝祐(金沢大学)


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