日立グループが「Hitachi Innovation Forum 2014」を開催
2014-11-6
Hitachi Innovation Forum 2014の展示会場
(株)日立製作所をはじめとした日立グループは,2014年10月30日(木),31日(金)の2日間,最新のITソリューションなどを紹介する「Hitachi Innovation Forum 2014」を開催した。今回は,「人々の未来を拓く社会イノベーション〜情報活用が革新するビジネスと社会〜」をテーマに,講演やビジネスセッション,セミナー,展示などが設けられた。会場となった東京国際フォーラム(東京都千代田区)には,2日間で多くの来場者が訪れた。
展示は,「社会インフライノベーション」「ライフイノベーション」「ビジネスイノベーション」「セキュリティ」「ITプラットフォーム」の5テーマで構成された。このうちライフイノベーションのコーナーでは,最近同グループが注力しているヘルスケア分野の製品やソリューションを紹介した。日立製作所は2014年4月にヘルスケアグループを新設。同社内にヘルスケア社を新設するとともに,(株)日立メディコとの連携を強化し,ヘルスケア市場への迅速なソリューションの提供と国際競争力の強化を図っている。このようなことから,展示では,日立メディコのMRIや日立アロカメディカル(株)の超音波診断装置を紹介したほか,クラウド技術,ビッグデータ,ウェアラブルデバイスなどの最新技術によるヘルスケアソリューションを来場者にPRした。
また,ヘルスケア分野をテーマとしたビジネスセッションやセミナーも数多く用意された。30日にはビジネスセッション2として,「人と社会をもっと元気に〜 飛躍的に価値を拡大するヘルスケアのイノベーション〜」をテーマに,(株)ミナケア代表取締役・医師の山本雄士氏,日経BP社日経デジタルヘルス編集長の小谷卓也氏,日立製作所執行役専務ヘルスケアグループ長兼ヘルスケア社社長の北野昌宏氏による鼎談が行われた。この鼎談では,超高齢社会の中で,ビッグデータなどの活用による予防医療について,日立製作所と英国NHSの実証事業などの事例が紹介されたほか,茨城県笠間市で本稼働が始まった地域包括ケア支援ネットワークが取り上げられた。
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31日には,産業医科大学の松田晋哉氏が講師を務め,「超高齢化時代の地域ヘルスケア〜ビッグデータが拓く未来〜」をテーマにしたセミナーが行われた。松田氏は,福岡県が2010年度から構築したレセプトデータや健診データなどのデータベースを活用した健康管理や医療施策策定の事例について解説を行った。
日立グループのヘルスケア事業強化については,来場者の関心も高く,展示をはじめセミナーでも多くの出席があった。従来取り組んできた診断・治療だけでなく,予防医療や介護・予後など,今後は幅広い領域での同グループのビジネス展開がされていくことが実感されるフォーラムとなった。
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●問い合わせ先
(株)日立製作所
情報・通信システム社
経営戦略室ブランド・コミュニケーション本部広報部
http://iforum.hitachi.co.jp/