日立製作所,ヘルスケアグループおよびヘルスケア社を新設

2014-2-4

富士フイルムメディカル(旧 富士フイルムヘルスケア)


(株)日立製作所(以下,日立)は,2014年4月1日付で,新たに「ヘルスケアグループ」を設立し,世界規模で多様化するヘルスケア分野のニーズに,迅速に対応できる体制を構築する。ヘルスケアグループは,日立の社内カンパニーに分散していたヘルスケア関連事業を再編・統合して新設する「ヘルスケア社」のほか,(株)日立メディコ等のグループ会社を加え,日立の7つめのグループとして発足する。ヘルスケアグループの設立により,日立グループの経営リソースを集約し顧客対応の一元化を図ることで,多様化するヘルスケア市場のニーズに応えるソリューション提案力を高め,グローバル競争力を強化していく。

日立は昨年5月に策定した「2015中期経営計画」において,「社会・お客様が抱える課題を共に見出し,"One Hitachi"で解決」し「プロダクト,サービス,IT(クラウド)を組み合わせたソリューションによりイノベーションを実現」する「社会イノベーション事業」を展開し,グローバルな成長を実現することをめざしている。

ヘルスケア分野は,先進国における人口の高齢化や,新興国等での医療水準向上など,さまざまな対応すべき課題がある一方,今後の成長が見込まれる市場であり,日立が「社会イノベーション事業」を展開する重要な分野である。日立は,昨年10月にヘルスケア事業戦略本部を設置し,グループ全体のヘルスケア分野における事業戦略の検討を続けてきた。また,顧客対応を一元化し,ヘルスケア分野におけるソリューション事業を拡大することを目的として,遅くとも2014年4月頃までをめどに,診断用超音波装置やMRIなどの医療機器メーカーである日立メディコを完全子会社化する予定である。

今回,日立はヘルスケアグループを新設することにより,これまでの6グループから7グループ体制とし,市場対応型経営を強化する。本再編により,日立グループはヘルスケア分野における戦略立案や営業機能などの経営リソースを集約し,一体運営を図り,健診,検査,診断,治療,そして在宅医療・介護サービスなど多岐にわたるヘルスケア分野のニーズに,最適なソリューションを迅速に提供していく。

●日立7グループ経営体制

日立7グループ経営体制

 

●問い合わせ先
(株)日立製作所
ブランド・コミュニケーション本部
TEL 03-5208-9324
http://www.hitachi.co.jp

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