“Advanced Healthcare”でターゲットとする
疾患と同社が提供するソリューション

RSNA 2022 Advanced Healthcare

島津製作所（Shimadzu Medical Systems）は，医用機器事業部の画像診断技術と分析計測事業部の計測技術という同社の2つのコア技術をコラボレーションして，医療機関への新たな提案をめざす取り組み“Advanced Healthcare”を紹介した。ターゲットとしているのが，がん，認知症，精神・神経系疾患，感染症で，展示では認知症に関する取り組みをスライドで紹介した。

認知症については治療薬の開発が進められていることから，認知症の早期診断や治療，効果判定などへのニーズが今後ますます高まることが予想される。島津製作所は，そのプロセスに対して計測技術と画像診断技術で貢献するべく，研究開発や共同研究 を進めている。「血中アミロイドペプチド測定システム Amyloid MS CL」などを用いた血液バイオマーカーの測定によるスクリーニング，頭部・乳房に特化した高空間分解能型半導体PET装置「BresTome」を用いた診断，近赤外光イメージング装置「LABNIRS」による予後管理と，認知症診療における診断・評価を支援することで，医療への新たな価値の提供をめざしていく。

計測技術と画像診断技術で認知症診療への貢献をめざす

米国で提供する「アミロイドMS受託解析サービス」の概要