模型と動画を使った“Healthcare Experience Solutions”
の展示

RSNA 2019 サービス

Philips（フィリップス）は，医療機関に対する新しいサービスとして“Healthcare Experience Solutions”を紹介し，欧米でサービスをスタートしていることをアナウンスした。今後，日本国内への導入も進められる。
Healthcare Experience Solutionsは，これまで世界中で展開してきたモダリティビジネスで得た知見を活用し，病院の新設や改築の際に，患者や医療従事者の体験を変革・向上させるような病院全体のデザインを病院と一緒に考え，提案していくコンサルティングサービスである。患者の動線を踏まえた効率的なワークフローを実現する病院のレイアウトや装置・ソリューションの配置の検討，外来や入院で患者が来院してから自宅に戻るまでの，トータル的な患者フローの最適化，マネジメントを病院とともに検討する。また，医療従事者のワークフローの向上にも併せて取り組み，安全・安心で効率的に働ける環境づくりを提案する。
展示では，病院の模型とタブレットを用いて，Healthcare Experience Solutionsにより病院全体をデザインすることで，どのような医療体験が得られるかを，患者視点の動画で紹介。例えば，外来を受診した小児患者の動画では，保護者とともにリラックスして過ごせる待合室や，環境演出ソリューション“Ambient Experience”により安心してMRI検査を受けられる検査室など，患者フローに沿った動画で，Healthcare Experience Solutionsを活用した病院づくりの効果の一例をアピールした。

模型と動画を使った“Healthcare Experience Solutions”の展示

さまざまな患者の視点で医療体験の向上を疑似体験できる。

受付や検査室など，模型の各所にあるコードをスキャン

コードをスキャンすると，受付や検査室などでの患者視点の体験動画がスタート

“Ambient Experience”で小児も安心してMRI検査が受けられる様子を紹介