RSNA2018 フィリップス - Radiology Solution 
画像検査関連データを集約し,放射線科全体のパフォーマンス向上を支援する「PerformanceBridge」

2018-11-29

フィリップス・ジャパン

ラジオロジーソリューション


「PerformanceBridge」によるプロトコール分析

「PerformanceBridge」によるプロトコール分析

RSNA 2018 Radiology Solution

Philips(フィリップス)は,モダリティやサービスの種類を横断して専門領域ごとにRadiology Solutions,Cardiology Solutions,Oncology Solutionsの3つのソリューション体制を敷いており,今回,Radiology Solutionsの最新のサービスとして「PerformanceBridge」(日本未展開)をアピールした。PerformanceBridgeは,RIS,電子カルテと連携し,検査数や内容,時間,モダリティの稼働状況などの情報を集約して,ダッシュボードに数字やグラフで表示する。医療機関は,そのデータを基に自院の状況を把握・分析することで,業務の効率的な運営方法の検討や改善点の洗い出しなどを行い,放射線科のパフォーマンス向上につなげることができる。
ユーザー施設は,デイリーやマンスリーなど任意の期間の検査状況や各モダリティの稼働率を示してマネジメントに活用するだけでなく,リアルタイムでモダリティの稼働状況を把握できるため,検査スケジューリングにも生かすことができる。また,患者が放射線科受付をした時間,検査を実施した時間,MRI検査では検査開始と検査終了の時間などが記録されるため,その記録から,患者の待ち時間や検査に要した時間の算出も可能。待ち時間を短縮し,稼働率向上や患者満足度向上につなげるための検討も行える。そのほか,例えば複数台のMRIのうちある装置だけ検査時間が延長している場合には,エラーが生じている可能性を発見できるなど,多面的に放射線業務を支えることができる。
さらに,米国に多いグループ病院などでは,同じRISを使用していれば施設間での比較検討も行うことができる。
ユーザーのニーズに応じて,集約された情報の分析を支援するため,フィリップスが有する改善プログラム“Lean Program”の手法を用いたコンサルティングサービスも提供する。すでに米国では数十施設で稼働しており,今後,日本向けにローカライズを行い,日本国内でも展開していく予定である。

「PerformanceBridge」によるプロトコール分析

「PerformanceBridge」によるプロトコール分析

 

MRIの検査領域別の検査室滞在時間の分布。頭部領域の検査が平均時間から突出しているケースが多く,なんらかの問題が生じていることがわかる。

MRIの検査領域別の検査室滞在時間の分布。頭部領域の検査が平均時間から突出しているケースが多く,なんらかの問題が生じていることがわかる。

 

マンスリーのMRI検査の患者待ち時間のグラフ

マンスリーのMRI検査の患者待ち時間のグラフ

 

グループ3施設のマンスリーのモダリティ稼働状況のグラフ。目標稼働率を赤いラインで示しており,KPI分析にも役立てられる。

グループ3施設のマンスリーのモダリティ稼働状況のグラフ。目標稼働率を赤いラインで示しており,KPI分析にも役立てられる。

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