RSNA2018 コニカミノルタ - テーマ
X線動画撮影やクラウドPACS,バイオ事業など“Future”を志向した新しい取り組みをアピール
2018-11-28
Konica Minolta Healthcare Americas, Inc.ブース
RSNA 2018[3日目:11月27日]
Konica Minolta Healthcare Americas, Inc.(コニカミノルタ)は,継続しているブーステーマ“Better decision, sooner.”に加えて,サブテーマとして“See the future of healthcare.”を掲げた。サブテーマの“future”は,デジタルX線動画システムやバイオ分野の事業,クラウドPACSソリューションなどの新しい取り組みを指し示している。
日本国内では2018年11月からX線動画解析ワークステーション「KINOSIS」として提供が開始されたデジタルX線動画システムは,米国ではFDA申請中であり,ブースでは“X-Ray in Motion”というコンセプトとして紹介された。米国では,日本と同様に島津社製一般X線撮影装置との組み合わせに加え,2014年に買収したViztek社の一般X線撮影装置と組み合わせたシステムをラインアップし,整形領域でも展開を図っていく。
「Exa Platform」(日本未展開)は,画像検査をイメージングセンターで行うケースが多い米国で展開しているクラウドPACSソリューションで,クラウドを介して検査画像やレポートを共有できる。新しい機能としてGoogleの音声認識サービスを利用した“Exa Voice Recognition”や,ユーザーが容易に情報共有できる“Exa Chat”などを紹介した。
また,2017年にコニカミノルタグループ入りした遺伝子検査会社Ambry Genetics社(カリフォルニア)や創薬支援企業Invicro社(ボストン)の事業を紹介するエリアも設けた。コニカミノルタは,同社が有するタンパク質分子標識・解析技術“HSTT(High Sensitive Tissue Testing)”と,2社の技術をもって,プレシジョン・メディシン(個別化医療)に対して包括的でユニークなソリューションサービスを提供していくことをめざしている。日本においても2018年10月にコニカミノルタプレシジョンメディシンジャパン(株)を設立し,同社を通してサービスを提供していく。
このほか,AeroDRの保守管理や稼働状況などを分析できるサービス「AeroRemote Insights」は,今後提供される新機能などのデモ展示を行った。超音波診断装置関連では,高画質を提供する「SONIMAGE HS-1」や,日本国内で2018年3月に発売したコンパクトな「SONIMAGE MX1」など紹介した。