RSNA2018 GEヘルスケア - X-ray 
診療支援システム“Critical Care Suite”搭載X線移動型装置などAIプラットフォーム“Edison”採用製品をアピール

2018-11-28

GEヘルスケア・ジャパン

X線装置


気胸を検出して診療を支援する“Critical Care Suite”(FDA未承認)

気胸を検出して診療を支援する
“Critical Care Suite”(FDA未承認)

RSNA 2018 X-ray

GE Healthcare(GEヘルスケア)のX線撮影装置関連では,移動型X線撮影装置「Optima XR240amx」に搭載されるAIプラットフォーム“Edison”の診療支援システム“Critical Care Suite”(FAD未承認)が,FDA承認待ちの段階になっていることがアナウンスされた。ブース全体では,Edisonの技術が50近く紹介されているが,その中でも診断・検査支援システムとして,最も臨床現場の近くにやって来た技術と言えるのがCritical Care Suiteである。前回のRSNAでは参考出展であったが,製品化に向けて確実に開発を進めてきた。

一般的に,移動型X線撮影装置の検査では,担当技師は短時間で多くの撮影を行わなければならない。特に,救急での検査オーダも多く,被検者の状態も重篤な場合もあり,正確な撮影と速やかな読影が重要なカギを握る。そこで,Critical Care Suiteでは,撮影直後に気胸の有無を判定して,気胸の確信度などの判定結果を示すことで,速やかな治療への移行を支援する。気胸の判定のほかにも,ポジショニングに問題があった場合はアラートを出すため,診療放射線技師の教育にも役立てることができる。

気胸を検出して診療を支援する“Critical Care Suite”(FDA未承認)

気胸を検出して診療を支援する“Critical Care Suite”(FDA未承認)

 

Critical Care Suite搭載の「Optima XR240amx」

Critical Care Suite搭載の「Optima XR240amx」

 

血管撮影装置関連でも,Edisonのアプリケーションが紹介された。肝動脈化学塞栓療法(TACE)の治療支援アプリケーションの“Liver ASSIST V.I.”(国内未販売)は,注入する薬剤の流れをシミュレーションして,正確な手技を支援する。 V.I.はVirtual Injectionの略。従来,栄養血管の探索をサポートするアプリケーションとして“FlightPlan for Liver”があったが,それをさらに進化させたと言える。

TACEを支援する“Liver ASSIST V.I.”(国内未販売)

TACEを支援する“Liver ASSIST V.I.”(国内未販売)

 

また,外科用Cアーム搭載X線移動型装置「OEC One」(日本国内薬機法未承認)が新製品として紹介された。モニタやコンソールがCアームと一体化されたオールインワンの装置で,省スペースでの設置が可能。日本の医療機関のニーズにもマッチした製品と言える。このほか,Women's Healthcareのコーナーには,「Senographe Pristina」が展示された。

コンパクトな外科用Cアーム搭載X線移動型装置「OEC One」(日本国内薬機法未承認)

コンパクトな外科用Cアーム搭載X線移動型装置「OEC One」(日本国内薬機法未承認)

 

外科用Cアーム搭載X線移動型装置「OEC One」はデジタルズームでの透視を支援するアプリケーションを搭載

外科用Cアーム搭載X線移動型装置「OEC One」はデジタルズームでの透視を支援するアプリケーションを搭載

 

自己圧迫機能などをオプションで用意する「Senographe Pristina」

自己圧迫機能などをオプションで用意する「Senographe Pristina」

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