RSNA2016 富士フイルム - テーマ
先進の医療画像AI技術を生かしたX線モダリティやPACS,3D解析システムを一足先に紹介
2016-11-30
FUJIFILM Medical Systems(富士フイルム)ブース
RSNA 2016[2日目:11月28日]
FUJIFILM Medical Systems(富士フイルム)は,“Experience the value of imaging & informatics”をテーマとして,North Building(Hall B)に例年どおり大きなスペースで展示を行った。近年,AIやディープラーニングなど人工知能の技術を用いたさまざまなシステムが注目を集めているが,富士フイルムでは他社に先駆けて,画像の処理,解析,認識に一貫して取り組んできた。その成果がVirtual GridやDynamic Visualization Ⅱなどの新しい画像処理技術となり,さまざまな製品やソリューションに結実している。
RSNA2016のブースでは,DRシステムの「FUJIFILM DR CALNEO Smart(アメリカでの販売名はFDR D-EVO Ⅱ)」や,長尺撮影に対応するデジタルX線画像診断装置「FUJIFILM DR CALNEO GL」などのX線モダリティソリューション,「SYNAPSE 5」や「SYNAPSE VINCENT」,「SYNAPSE VNA」などのITソリューション系の製品群を展示した。
新製品として紹介されたのは,RSNA2016直前にリリースされ日本国内では販売開始した,超軽量移動型デジタルX線撮影装置「FUJIFILM DR CALNEO AQRO」をアピール(米国での展開はこれからの予定)。また,超音波診断装置では,FUJIFILM Sonosite社の70MHzの高周波超音波検査を可能にする「Vevo MD」(FDA承認済,日本国内薬機法未承認品)をデモを交えて紹介した。ヘルスケアITでは,例年のように製品群に関しては日本国内の方が先行していることから,これから提供されるバージョンについては日本のユーザー向けに紹介する部屋を設けた。そこでは,昨年のRSNA2015でアナウンスされ,2016年4月のITEM2016で発表されたアーキテクチャを一新したSYNAPSE 5について,早くも次バージョンで搭載予定の機能が紹介された。また,3DワークステーションであるSYNAPSE VINCENTについても,搭載予定の新機能をいち早くアナウンスした。
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