RSNA2015 コニカミノルタ - X-ray
軽量,高速充電の「AeroDR XE LT」や長尺撮影用ユニット,リモートメンテナンス機能などをPR
2015-12-3
高速充電など使い勝手の良い
「AeroDR XE LT」
RSNA 2015[第2日目:11月30日]
一般撮影領域においてワイヤレスFPDがスタンダードになりつつある中,Konica Minolta(コニカミノルタ)も「AeroDR」シリーズの製品ラインナップや関連するサービスの充実を図っている。今回は日本でも2015年7月に発売された「AeroDR PREMIUM 1417S」の米国仕様「AeroDR XE LT」や長尺撮影用のユニットを使った「AeroDR New Stitching Solution」,リモートメンテナンスサービス「AeroRemote」をPRした。
AeroDR XE LTは,AeroDR XEの普及機という位置づけ。14インチ×17インチのパネルサイズで,重量は,AeroDR XEが2.6kgに対して,AeroDR XE LTが2.5kgとなっており,落下衝撃耐性やIPX6の防水性能を持ちながら,世界最軽量クラスを実現している。また,取り回しの良さも特長としており,撮影サイクルは6秒,バッテリは13分以内でフル充電が可能。通常,フル充電状態で150画像,4.1時間使用できるが,バッテリー切れの際も,速やかに充電して次の撮影を行え,検査を妨げない。X線自動検出技術である“AeroSync”機能も搭載しており,フレキシブルに使える。
AeroDR New Stitching Solutionは,AeroDRを3枚使用し,長尺撮影用ユニットに側面からセットして,1回の曝射で最大約49インチの範囲を撮影する。14インチ×17インチ用,17インチ×17インチ用をラインナップしている。立位のほか,スタンドを取り外して,床やベッドなどに設置して臥位での撮影にも対応する。ユニットにはグリッドが内蔵されているが,重量は12kgとなっており,持ち運びが可能である。AeroDRを3枚使用するだけなので,長尺撮影の際だけ集めるという運用ができ,イニシャルコストが抑えられるというメリットがある。日本国内でもまもなく発売される予定である。
また,AeroRemoteは,AeroDRの監視機能やレポーティング機能を提供する。内蔵された落下衝撃を感知するセンサーを使用してコンソール上でアラート表示と診断を行い,さらにサポートセンターと管理者にEメールで通知する。診断で故障があった場合は,サポートセンターに通知されて,新しいパネルと交換となる。交換作業は,クイックリペア機能を使い,コンソール画面の案内に従って,ユーザー自身が簡単に行える。レポーティング機能は,AeroDRの使用状況を集計して管理者に通知するもので,撮影線量の比較などにも活用できる。
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