RSNA2015 コニカミノルタ - US
プライマリケアや整形外科領域向けとして「SONIMAGE P3」「SONIMAGE HS1」の2製品を紹介

2015-12-3

コニカミノルタ

超音波(US)


聴診器のように日常診療で利用できる「SONIMAGE P3」

聴診器のように日常診療で利用できる
「SONIMAGE P3」

RSNA 2015[第2日目:11月30日]

Konica Minolta(コニカミノルタ)の超音波診断装置コーナーでは,「SONIMAGE P3」「SONIMAGE HS1」の2製品が展示された。

2013年に発表されたポケットサイズのSONIMAGE P3は,2.7インチタッチパネル液晶を採用したディスプレイユニットが11.5cm(H)×6.8cm(w)というコンパクト設計。重量はわずか392gに抑えられている。走査モードはBモード,Mモード,PWモードがあり,画像はmicroSDカードに保存される。携帯性に優れていることから医療機関内だけでなく,在宅医療や災害医療などでも容易に使える高い利便性を有している。価格も70万円と低い設定になっており,診療所などでも導入しやすい。コンソールと画像ファイリング,ビューワが一体化したオールインワンシステム「Unitea」(米国名:ImagePilot)上で,X線画像などと一緒にデータを一元管理できる。

また,同じくポータブルタイプのSONIMAGE HS1は,2014年4月に日本国内で発表され,RSNA2014で米国でも披露された。パナソニックヘルスケアの超音波事業を引き継ぎ,同社の超音波診断装置技術とコニカミノルタのX線技術を組み合わせて開発された最初の製品である。独自の音響材料を用いた高感度・広帯域プローブを用いた“広帯域ハーモニックイメージング”により従来よりも多くの信号を画像化,X線技術をベースにした画像処理技術である“HS処理”により高分解能を実現している。アプリケーションとしては,穿刺時の視認性を向上し、安全な手技を支援する“穿刺針強調表示”機能を有する。さらに,ユーザーインターフェイスも工夫を凝らしている。操作キーを8個に絞り,ブラインドタッチで行えるようにして,被検者から視線をそらさず検査を施行できる。また,ディスプレイにはタッチパネルを採用して,直感的な操作を可能にした。バッテリの駆動時間は60分となっており,在宅医療にも威力を発揮する。もちろん,Unitea上での一元管理も可能である。

コニカミノルタでは,RSNAにおいて両製品を展示することで,プライマリケアやViztekが得意とする整形外科領域でも販売を拡大していきたいとしている。

ユーザーインターフェイスにこだわり操作性に優れる「SONIMAGE HS1」

ユーザーインターフェイスにこだわり操作性に優れる「SONIMAGE HS1」

 

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