FUJIFILM Medical Systemsブース

RSNA 2015［第2日目：11月30日］

FUJIFILM Medical Systems（富士フイルム）は，サウスビルディングのホールAに出展。今年のテーマは，「The value of imaging & informatics」。富士フイルムの持つDNAである画像とその処理技術をベースとして，より広く医療の中で同社の技術を生かすべく，独自の技術を生かしてさまざまな領域へと広がりつつあるソリューションを紹介した。

ブースでは，デジタルX線画像診断システム（FPD）の「FUJIFILM DR CALNEO Smart（アメリカでの販売名はFDR D-EVO Ⅱ）」のラインナップを展示し，グリッドレス撮影を可能にする画像処理技術「Virtual Grid」の新機能や新しい画像処理エンジンである「Dynamic Visualization Ⅱ」などを紹介。また，日本ではITEM2015で出展された長尺撮影に対応するデジタルX線画像診断装置「FUJIFILM DR CALNEO GL」についても，Virtual GridやDynamic Visualization Ⅱへの対応を含めて紹介された。また，マンモグラフィでは「AMULET Innovality（アメリカではAspire）」のトモシンセシス機能やトモシンセシスバイオプシーを紹介した。

超音波診断装置では，FUJIFILM Sonosite社の超小型タブレット型超音波診断装置「iViz（アイビズ）」（医薬品医療機器等法未承認品）や，高周波超音波を利用可能な「Vevo MD」（同）など新製品をアピールした。

ITソリューションでは，2016年度から展開予定のSYNAPSEの新バージョン（バージョン5.0）をいち早くお披露目した。SYNAPSE 5は，さらなる高速化，ゼロフットプリント・ビューワシステム，サーバサイドレンダリングなどを特長とする。さらに，3Dワークステーションである「SYNAPSE VINCENT」の次バージョン（4.4）で搭載予定の嚢胞腎解析（オプション）などのアプリケーションをデモンストレーションした。

適応領域を拡大した「Virtual Grid」	70MHzの高周波超音波による検査を可能にする「Vevo MD」
タブレット型のポータブル超音波	2016年度に登場予定の「SYNAPSE」の新バージョンをアピール
「SYNAPSE VINCENT」の次バージョンで搭載予定の嚢胞腎解析