RSNA2013 GE ‐ 核医学(MI)
新しい逐次近似画像再構成法とワークステーションの最新ソフトウエアを紹介
2013-12-3
regularized reconstructionの説明パネル
RSNA2013[第1日目:12月1日(日)]
GE Healthcareの核医学(MI)のコーナーでは,ソフトウエアの進化とそのメリットを中心に展示を行った。
PETに関しては,新しい逐次近似画像再構成法として,“Q.Clear”と呼ばれるregularized reconstructionの説明が行われていた。ノイズ成分をコントロールしながら収束するまで逐次近似を繰り返すアルゴリズムである。これにより,画質と定量性という,本来はトレードオフの関係にある要素がともに従来の2倍に向上する。
もう1つのソフトウエア技術として紹介されていたのが,核医学用ワークステーション「Xeleris」のSPECT用アプリケーション「DaTQUANT」である。日本メジフィジックス社から販売される予定の認知症診断薬「ダットスキャン」に対応したもので,脳の線条体への薬剤の摂取率を自動的に抽出することで再現性良く解析できる。