RSNA2012 GE - X-ray
ブラッシュアップし,術者を支援する機能を搭載したX-ray製品
2012-11-26
OEC 9900 Elite
RSNA2012 [第1日目:11月25日(日)]
GE HealthcareのSurgery,Interventional/R&F Body Comositionのコーナーでは,従来機種のブラッシュアップを図り,術者の手技を支援する機能を搭載した製品が登場した。
Surgeryのコーナーでメインに紹介されていたのは,日本でも2009年に発売された「OEC 9900 Elite」の新型(日本国内薬事未承認)。新たにワイヤレスのフットスイッチを搭載したほか,無線LANに対応するなど,より使いやすい装置へと進化した。従来のフットスイッチはケーブルで接続されており,手術現場では,場合によって邪魔になることもあったが,ワイヤレス化によって手技の妨げにならず安全に手術を行える。また,撮影したDICOMデータは,無線LANで院内のネットワークに送信することができ,シームレスな画像配信環境を構築することが可能となっている。
このほか,OEC 9900 Eliteの装置本体に小型の液晶モニタを新たに装着した。これにより,従来,術者がワークステーションまで移動して確認していたプレビュー画像を,移動せずに見ることができるようになった。
Interventional/R&F Body Comositionのコーナーでは,昨年のRSNA2011初日に発表され,話題を呼んだ血管撮影装置「Discovery IGS 730」(日本国内薬事未承認)が展示された。床置き型と天吊り型の両方のメリットを兼ね備えた同装置は,Cアームの可動域を広げ,床の上をなめらかに移動し術者の手技を支援する。FPDのサイズは30cm。すでに米国,欧州で各1台が稼働している。今回は,オプションで56インチの液晶モニタを選択することができるようになった。この大型モニタは,装置本体横の操作卓で,画面レイアウトを変更でき,3D画像など,術者が求めるパターンで表示させることができる。また,同装置の新しいアプリケーションとして,腹部大動脈瘤のステントグラフト内挿術を支援する「EVARプランニング」が搭載されている。
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