RSNA 2012が始まる。
大会テーマは「Patients First」
2012-11-26
Arie Crown Theaterの
Opening Sessionの様子
RSNA2012 [第1日目:11月25日(日)]
2012年11月25日(日),第98回北米放射線学会(RSNA 2012)が米国イリノイ州シカゴ市にあるマコーミックプレイスで始まった。「Patients First」をテーマに掲げ,11月30日(金)までの6日間,放射線医学の分野で世界最大級の規模の学会として開催される。
初日8時30分からはレイクサイドセンターのAire Crown Theaterにおいて,Opening Sessionが行われた。大会長を務めるのは,Texas Children's HospitaのGeorge S. Bisset III, M.D.。Bisset大会長が進行役を務めたOpening Sessionでは,AAPM会長のGary A. Ezzell, Ph.D.とChicago Radiological Society会長のWilliam Small Jr, M.D.が祝辞を述べたほか,Outstanding Educator Awardの表彰が行われ,Marilyn Goske, M.D.に表彰状が贈られた。また,昨年亡くなったGary M. Glazer, M.D.のセレモニーが行われた。
これに引き続き,Bisset大会長のPresident's Addressとなった。講演のテーマは,「Putting Patients First——Rhetoric or Responsibility?」。Bisset大会長はCenters for Medicare and Medicaid ServicesのDon Berwick氏が述べた患者中心の医療のキーポイント(1)Dignity and Respect,(2)Information Sharing,(3)Participation,(4)Collaborationを紹介するなど,患者第一の医療のための放射線医学のあり方についての考えを述べた。
この後,「Patients First」をテーマにしたOpening Session Panelが行われた。まず,Bohdan Pomahac, M.D.が,「Facial Restoration by Transplantation and the Role of Novel Imaging Technology」と題し,顔面移植における320列CTなどの画像の有用性について講演した。
次いで行われた講演では,「The Doctor As Patient ; The Patient As Advocate」をテーマに,2名が登壇した。先に講演したSheila Ross氏は,Lung Cancer AllianceのSpecial Councelで,自身も肺がん患者。Lung Cancer Allianceの活動を紹介すると主に,検診による早期発見の重要性を訴えた。次にKaren E. Arscott, D.O., M.Sc.が,医師と6年の肺がん生存者としての立場から,「Doctor as Patient」をテーマに講演した。
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