ITEM in JRC 2010

ホーム の中の取材報告の中の ITEM in JRC 2010の中のテラリコン・インコーポレイテッド / エルクコーポレーション ブースリポート

ブースリポート booth infomation
ブースリポート
テラリコン・インコーポレイテッド/エルクコーポレーション テラリコンのHPへ エルクのHPへ
 ITEM2010トップへ
 
お問い合わせ先:  
テラリコン・インコーポレイテッド 日本支店
セールス&マーケティング部
東京都港区芝公園2-11-1 住友不動産芝公園タワー1階
TEL 03-6403-5050 FAX 03-6403-5040
株式会社エルクコーポレーション
営業統括本部
大阪市中央区農人橋1-1-22 大江ビル9階
TEL 06-6942-0691
東京都文京区湯島2-17-4
TEL 03-3814-4953

AquariusNETシリーズに画像データのネットワーク活用を推進する新製品が登場

  飛躍的な増加を続ける医用画像データを院内で最大限に活用するために,より速く,より高精細に画像処理し,いつでも,どこでも,誰でも自由に2D/3D/4D画像を参照できるネットワーク型ワークステーション(WS)開発の先駆けとなったテラリコン・インコーポレイテッドは今回,4台のクライアントの同時稼働が可能なネットワーク型WS「AquariusNetStation iNtuition Edition」(以下,AquariusNetStation)と,サーバ容量に応じてクライアントの同時稼働数を大幅に拡張できる「AquariusNET Server iNtuition Edition」(以下,AquariusNET Server)を展示,さらに新製品として,「AquariusNetStation iStationパッケージ」と「Aquarius iNtuition VCC(Virtual Client Concentrator)」を発表した。3D画像の院内配信のニーズがますます高まる中,画像データのネットワーク活用を推進する新製品となっている。(4月11日取材)


テラリコン・インコーポレイテッドブース
テラリコン・インコーポレイテッドブース
  AQi Clientが実機で体感できる展示となった。
AQi Clientが実機で体感できる展示となった。

● 高いパフォーマンスをより低価格で提供する「AquariusNetStation iStationパッケージ」

 ネットワーク型WS「AquariusNetStation」のローコスト版となる「AquariusNetStation iStationパッケージ」(以下,iStation)が登場した。

  ネットワーク型WSとは,電子カルテやPACSなどの既存端末をクライアントにすることで,複数台のクライアントで同時に2D/3D/4D画像表示やワークステーションと同様の画像解析が行えるシステム。クライアントを操作すると,解析そのものはWS本体で行われ,その結果画像だけをリアルタイムにクライアントで参照できるため,ネットワークにも負荷がかからず,院内のさまざまな場所でボリュームデータを診断や治療に活用することができる。AquariusNetStationは,読影に特化した簡易クライアント(Thin Client)を使用できるのはもちろんのこと,Aquarius iNtuition(AQi)Clientによって,自動前処理機能とWorkFlow Templateを組み合わせてWS本体と同じ操作性と高機能な画像解析をクライアントでいち早く実現し,臨床の要求に高いレベルで応えるシステムとして高く評価されてきた。

  今回発表されたiStation は,このAquariusNetStationと同じ機能・拡張性を有しながらも,クライアントの同時稼働数を4台から3台にしたほか,搭載できるアプリケーションの数やクライアント端末上で使用できるビューワを制限するなどして,数種類の価格帯を設定した。クライアントの種類もThin Clientだけでなく,AQi Client, Aquarius Webビューワにも対応しており,導入コストを抑えながらも,高いパフォーマンスを提供する。

  AquariusNetStation iStationで使用可能なAQi Clientのユーザーインターフェイス。“WorkFlow Template”では,目的に応じて施設や診療科,部位,医師,診療放射線技師ごとに,画像の処理作業や順番,出力画像枚数などをカスタマイズして登録しておくことができるほか,患者リストから必要な検査をWorkFlow Templateのアイコンにドラッグするだけで,Templateに登録されている順番に自動処理が行われる。また,自動部位認識機能を搭載した“AquariusAPS”(自動前処理機能)と連携すれば,心臓抽出や冠動脈中心線抽出,腹部大動脈中心線抽出,骨抜き,テーブル除去などの基本的な画像処理が自動で行われる。
AquariusNetStation iStationで使用可能なAQi Clientのユーザーインターフェイス。“WorkFlow Template”では,目的に応じて施設や診療科,部位,医師,診療放射線技師ごとに,画像の処理作業や順番,出力画像枚数などをカスタマイズして登録しておくことができるほか,患者リストから必要な検査をWorkFlow Templateのアイコンにドラッグするだけで,Templateに登録されている順番に自動処理が行われる。また,自動部位認識機能を搭載した“AquariusAPS”(自動前処理機能)と連携すれば,心臓抽出や冠動脈中心線抽出,腹部大動脈中心線抽出,骨抜き,テーブル除去などの基本的な画像処理が自動で行われる。

● OSを選ばずに高度な解析機能が使用可能な「Aquarius iNtuition VCC」を発表

  AquariusNET Serverの既存ユーザーであれば,サーバラックにユニットを1つ追加するだけで,Webブラウザ経由でAQi Clientのすべての機能が使用可能になる新製品,Aquarius iNtuition VCCを発表した。院内のPCにクライアントソフトウエアをインストールすることなく,Webブラウザを経由して使用できるため,以前は対応していなかったMacintosh などのOSでもAQi Clientを活用することができる。導入コストを抑えながらも,院内での使用範囲を拡大できるため,大規模病院や3D画像をあらゆる場面で活用したい医療機関では特にメリットが大きい。また,ポータブル端末などを使用して,院外でも自由に画像解析・参照が可能となる。その1例として,ブース受付にはiPadが参考展示され,来場者の注目を集めていた。現在,You Tubeでは,iPadによる画像参照の様子が動画で配信されている。

  Aquarius iNtuition VCCではWebブラウザ経由でAQi Clientが使用できる。
Aquarius iNtuition VCCではWebブラウザ経由でAQi Clientが使用できる。

Aquarius iNtuition VCCを追加したサーバラックの一例
Aquarius iNtuition VCCを追加したサーバラックの一例
  参考展示されたiPad
参考展示されたiPad


● エルクコーポレーションは新たに販売を開始したDOME社のモニタを展示

  テラリコンと同じブース内に出展したエルクコーポレーションは,2009年から販売を開始したDOME社の“Dome Display”と,クライムメディカルシステムズ社のマンモグラフィ専用画像診断WS「mammary」を展示していた。

  エルクコーポレーションの展示の様子
エルクコーポレーションの展示の様子

▲ページトップへ