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テラリコンブースでは今回,Aquariusシリーズの新製品として「Aquarius iNtuition」(日本国内薬事未承認)をご紹介しています。iNtuitionとは「直観」を意味しており,従来にない全く新しいコンセプトのプラットフォームです。放射線科に限らず,誰でも簡単に高度な解析が行えるようになりますので,画像診断ワークフローのあり方を根本から変えうるとのご期待をいただいています。画像データ量が飛躍的に増加するなか,PACS,ビューワ,ワークステーションという枠組みを超え,モダリティのデータ発生時から読影までのワークフローが大幅に効率化されますので,今回の展示ではブース前面に端末を用意し,Aquarius iNtuitionで実際にどれだけ画像診断業務が変化するのかを実感していただいています。 (4月4日取材)
RSNA2006でコンセプトが発表され,RSNA2007で新製品として登場し,注目を集めたAquarius iNtuitionを中心に展示が行われた。ブース前面に端末を並べ,Aquarius iNtuition Client(AQi Client)のWorkFlow Template機能や,オプションで組み込むことが可能な自動前処理サーバAquariusAPS(Advanced Pre-processing Server),従来のシンクライアントとの連携などがデモンストレーションされた。 Aquarius iNtuitionは,従来のAquariusシリーズと同様,サーバベースで必要な解析を行い,その結果画像だけを端末に配信する手法が採用されており,高度な2D/3D/4D画像がきわめて高速に得られるほか,汎用PCにAQi Clientをインストールすれば,院内のどこからでも本体端末と同じ処理を複数台同時に行うことができる。AQi Clientで表示される各種の画像は,医師がインタラクティブに移動・回転・拡大することも可能であり,読影,治療,患者さんへの説明など,さまざまな場面で画像を最大限に活用できるため,有用性が高い。 このAQi ClientにはWorkFlow Template機能が搭載されており,目的に応じて施設や診療科,部位,医師,診療放射線技師ごとに,画像の処理作業や順番,出力画像枚数などをカスタマイズして登録しておくことができる。患者リストから必要な検査をWorkFlow Templateのアイコンにドラッグするだけで,Templateに登録されている順番に自動的に処理が進むため,ユーザーは画像を確認するだけですみ,解析業務が大幅に軽減される。また,“自動部位認識機能”を搭載したAquariusAPSと連携すれば,心臓抽出や冠動脈中心線抽出,腹部大動脈中心線抽出,骨抜き,テーブル除去などの基本的な画像処理が自動で行われる。処理済みの画像については,ワークフローをシーン保存すれば,従来のシンクライアントでも自由に拡大,回転させながら参照可能である。さらに,処理済みの画像をWeb配信すれば,クライアント以外の端末上でも拡大,回転させながら参照することができる。 このほかブースでは,Aquarius製品の核となる高速3Dボリュームレンダリングエンジンの次世代製品「VolumePro 2000」や,ボリュームデータの管理を効率的に行うことができる「AquariusNAS Server」も紹介された。
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