ITEM2023 リマージュジャパン ブースレポート
Windows 11対応で,医療機関の多様な要望に応えるディスクパブリッシャー「Medical Disc System(MDS)」シリーズを展示
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2023-5-8
リマージュジャパンブース
リマージュジャパンは,医療分野向けのディスクパブリッシャー「Medical Disc System(MDS)」シリーズ4機種を出展した。ディスクパブリッシャー&インポーターのパイオニアであり業界をリードするリマージュは,豊富な経験と確かな技術で,金融や警察・裁判所,行政,オンデマンド制作,IT,教育など幅広い分野に製品を提供しており,医療分野においては画像データCD/DVDの発行とインポートに1台で対応可能なMDSシリーズを展開している。
ブースでは,大規模病院向けハイエンドシステムの「MDS-8300」から,病院向け主力製品の「MDS-2450」と「MDS-6000」,診療所など発行枚数が少ない施設向けの「MDS-A20」までのラインアップを紹介。運用状況に合わせたシステムの導入で,快適なディスク発行環境を構築する提案を行った。また,MDS のPDIメディア作成ソフトウエアは,リマージュジャパンの「RMS」とアレイ社の「AOC」を組み合わせることができ,4機種それぞれで「Medical Disc System〈RMSシリーズ〉」と「Medical Disc System〈AOCシリーズ〉」が展開されている。また,最新アップデートとして,Windows 11に対応したことがアナウンスされた。
●高い処理能力を誇るハイエンドモデルからコンパクトモデルまで,ニーズに応じて提案可能なMDSシリーズ
MDSシリーズは,PDIメディア作成ソフトウエアと組み合わせた医療用モデルのディスクパブリッシャーで,1台で画像データCD/DVDの発行とインポートに対応する。一日に100枚以上のディスク発行を行う大規模病院から発行頻度の少ないクリニックまで,施設の運用に合わせて提案可能なラインアップをそろえる。PACSやRIS,電子カルテなどと容易に接続・連携でき,スムーズにディスク発行・インポートを行える環境を構築可能だ(インポート対応はオプション)。
ハイエンドの「MDS-8300」は,24時間356日稼働が求められる産業用シリーズの医療用モデルである。圧倒的な安定感と大容量データに対応する処理能力が特長となっており,一日あたり100枚以上の発行や他施設からの取り込みディスクを多く受け付ける大規模病院でも余裕をもった稼働が可能である。パブリッシャー内蔵レコーダー数が4基,ディスク装填ビン数が4ビン(最大装填枚数400枚)を標準装備し,外部排出スロット枚数は100枚,専用外付け型600dpi熱転写プリンタにより業務用印刷品質でラベル印刷を行える。
病院向け主力製品としては「MDS-6000」と「MDS-2450」の2機種を紹介した。いずれも一日あたり20枚以上のディスクを発行する施設が主な対象となる。産業用大型機を医療用にコンパクト化したMDS-6000は,パブリッシャー内蔵レコーダー数が2基,ディスク装填ビン数が3ビン(最大装填枚数150枚)を標準装備し,外部排出スロット枚数は50枚,プリンタはMDS-8300と同様に600dpi熱転写で業務用印刷品質での発行が可能となっている。
一方,よりコンパクトなスタンダードモデルMDS-2450は,パブリッシャー内蔵レコーダー数が2基,ディスク装填ビン数が3ビン(最大装填枚数150枚)を標準装備し,外部排出スロット枚数は7枚,400dpi熱転写の一体型プリンタを搭載している。寸法は48.3cm(H)×37.6cm(W)×49.5cm(D),重量は29kgである。
なお,「MDS-8300」「MDS-2450」「MDS-6000」のレコーダーはオプションでBlu-rayディスク(BD)にも対応可能で,手術動画など動画像を書き込みたいというニーズにも対応する。複数種類のディスクを装填しておけば,書き込みデータ容量に合わせて自動的にディスクが選択され,発行処理が行われる。
診療所など発行枚数が少ない施設向けのMDS-A20は,最小・最軽量のプリンタ一体型モデル。本体は寸法が17.8cm(H)×38.1cm(W)×37.5cm(D),重量が7.7kgとコンパクトで,スペース確保が難しい診療所などにも設置しやすくなっている。パブリッシャー内蔵レコーダー数は1基,ディスク装填ビン数は1ビン(最大装填枚数20枚)を装備し,外部排出スロット枚数は20枚,4800dpiインクジェットプリンタを搭載する。全面フルカラー印刷をわずか6秒で可能で,インクカートリッジは取り替えが簡単で経済的なオールインワンタイプを採用している。
●PDIメディア作成ソフトウエアは施設のニーズに合わせて2種類から選択可能
MDS のPDIメディア作成ソフトウエアは2種類用意されており,リマージュジャパンの「RMS」と組み合わせた「Medical Disc System〈RMSシリーズ〉」,アレイ社の「AOC」と組み合わせた「Medical Disc System〈AOCシリーズ〉」として,各機種で展開している。
リマージュ純正のRMSは,文字などの表示が大きく視認性が高いユーザーインターフェイスが好評のソフトウエアである。オプションで提供される他院メディアの取り込み機能「RMSネットワークインポーター」では,ネットワークにつながった複数の端末から並行して取り込むことができ,スキャンセンター構築にあたっても一つのRMSで対応することができる。
一方,アレイ社のAOCは,業界シェアトップクラスのPDIメディア作成ソフトウエアである。オプションの他院メディア取り込みにおいては,業界最速のインポーターソフトウエア「Preludio」,またはパブリッシャー装置自体をインポートに用いてロボットが連続で取り込む「連続インポーター」の2種類から選択できる。
●お問い合わせ先
社名:リマージュジャパン株式会社
住所:〒111-0051 東京都台東区蔵前3-2-2-9F
TEL:03-6452-8780
URL:https://www.rimage.com/japan/