ITEM2017 東洋メディック
ブースインフォメーション
2017-3-21
ブースNo.329
●担当者からのメッセージ
ITEM2017の弊社ブースでは,従来の診断装置関連製品,放射線治療QAツールの展示に加え,MRI対応製品をあつめた展示ゾーンを設置し,最新情報をご案内する予定です。今年のテーマは「医療現場のニーズに応える,注目の製品と技術の今を」とし,ブース内セミナーも引き続き開催。毎年好評のカフェコーナーもございますので,ITEMご来場の際は是非東洋メディックのブースにもお立ち寄りくださいますようお願いいたします。
●ここが見どころ
今回のブースでは昨年に引き続きブース内セミナーの開催を予定しております。会場通路側に面したオープンなプレゼンテーションステージにて,東洋メディックのおすすめ製品を,当社スタッフと,海外メーカーのメンバーが自らその特長や機能・メリットを分かりやすくご紹介いたします。また近年のMRI対応製品需要の増加に合わせ,特設ゾーンにて対応製品群をご紹介。製品展示と合わせて,弊社がご提案するソリューションを,より分かりやすくご案内したいと考えております。
●主な展示製品
QUASAR MRID3D MRIジオメトリックディストーションQAファントム
QUASAR MRID3Dファントムは,イメージガイダンスや画像診断アプリケーションにおけるMRI画像のジオメトリの歪みを定量評価するためのQAファントムです。従来のような一部の画像スライスをサンプリングするソリューションと異なり,1回のデータ取得から3Dフィールドオブビュー(視野)全体の解析が可能となっています。調和解析法に基づくシステムは,3Dラプラス偏微分方程式を用いて,ファントム表面の既知の場所にあるコントロールポイントから生じる境界ディストーションベクターフィールドを解析することによって3Dディストーションベクターフィールドをマッピングします。ファントムはそのサイズに比較して軽量で,MRI撮影装置へのセットアップがしやすく,また豊富な解析ツールを実装した専用画像解析ソフトウェア付属で,多面的な検討にお役立ていただけます。
SRS MapCHECK
SRS MapCHECKは定位放射線治療のQA専用に開発された2Dアレイ検出器で,新型半導体検出器SunPoint 2により,定位放射線治療における小照射野の測定に適した検出器間隔と分解能を有しています。Sun Nuclear社製ファントム StereoPHANに挿入できるサイズとなっており,フィルムの代替としてエンド・トゥ・エンドテストに利用いただけるデジタルソリューションです。対応照射野サイズは最小5mm。また解析にはSNC Patientソフトウェアを使用します。
※開発中の製品のため,製品の外観・機能・仕様は予告なく変更する場合があります。
PerFRACTION EPIDベースQAソフトウェア
放射線治療において,毎回の分割照射がプラン通りに実行されたかどうかを確認できることが理想ですが,扱うデータ量が膨大になるため実現が困難でした。PerFractionはそうした課題に対してソリューションを提供するソフトウェアです。QA業務の大部分の作業をオートメーション化。自動的にQAファイルの読み込み~解析を行い,データベースに結果を保存。 結果にエラーがある場合, 自動的にアラートの通知Eメールが届きます。シンプルなログインと,ダッシュボード画面で知りたい結果を閲覧でき,ドリルダウンで詳細を確認。またデータごとにトレンドを把握できます。EPID画像を用いるため,ログファイル解析タイプのツールと比較して,QAツールとしての独立性を保ちながら,治療時患者セットアップに起因するエラーも補足でき,より包括的なエラー把握にお役立ていただけます。新たにCBCT機能,照射前QAの2D線量検証機能のオプションが追加されました。
Dolphin QA用透過型検出器
IBA社のDolphinはガントリマウントタイプの透過型検出器で,治療事前検証の測定データを取得できるQAツールです。
平行平板形イオンチェンバを1513個搭載した検出器ハードウェアは,データ通信をWiFi化,角度センサーを内蔵し,電源もバッテリー駆動となっているため,QAセットアップ時に面倒なケーブル配線が不要です。透過型検出器は,ガントリに取り付けた状態で使用できるため,作業負荷の軽減が可能。取得した測定データはDVHや患者体内3D線量として計画データと比較。検出されたエラーがもつ臨床的な関連性を提示いたします。またmyQA Machinesと組み合わせることで装置QAにもお使いいただけます。
myQA グローバルQAプラットフォーム
照射技術の多様化にともない,放射線治療における品質管理業務の負荷も増大しています。myQAはこうした現状に,やさしい操作性と優れた拡張性で高精度に対応します。
SQLデータベースを採用した基本となるプラットフォームを中心に,各QAアプリケーションをモジュール化。患者QA用のmyQA Patients,装置QA用のmyQA Machines,コミッショニング用のmyQA Acceptなど,ニーズに合わせて必要なアプリケーションモジュールやプラグインを組み合わせることで,これまで個別のソフトウェアやスプレッドシートで行っていたQA業務を統合的に実施・管理することが可能になります。
同一プラットフォーム/データベースを用いるため,施設情報などの共通項目を繰り返し登録するような煩雑さもなく,データ管理は一括化。線量計デバイスで測定したデータを直接データベースに保存し,コミッショニング用の3D水ファントム測定データを日常QAデータのリファレンスとして利用いただくなど,データの有効活用にお役立ていただけます。
線量測定ツールや画像解析ツールによるQAテスト項目だけでなく,自由にテスト項目をカスタマイズして追加することも可能。オプションのmyQA Cloudモジュールのご利用で, 測定したコミッショニングデータを匿名化して myQA Cloud にアップロードすれば,世界各国のIBAユーザからのベンチマークデータと,自施設のデータとの比較が行え,データの信頼性を確認することができます。
末梢骨QCT 装置 Xtreme CT II
~ 骨密度のその先へ ~
本当の骨の強さは骨密度(BMD)だけではわからないことは広く知られています。骨密度(BMD値)が高くても骨の質(骨質)が悪ければ骨粗鬆症の診断・治療の目的である骨折の抑制にはつながりません。XtremeCT II(SCANCO社)は,ヒト生体に使用できるCTとしては60μmという世界最高の解像度を誇り,骨密度だけでなく海綿骨・皮質骨の微細構造を解析できる高解像度pQCT装置です。
●セミナー情報
ブース内セミナーのご紹介予定製品
・myQAグローバルQAプラットフォーム
・Mirada RTx 放射線治療計画サポートソフトウェア
・SNC Machine 放射線治療装置QAソフトウェア
・Dolphin QA用透過型検出器
・PerFRACTION & DoseCHECK
EPIDベースQAソフトウェア/ TG-142対応QAソフトウェア
・QUASAR MRID3D MRIジオメトリディストーションQAファントム
・Horizon X線骨密度測定装置
なお,ブース内セミナーについては,事前のお申込を受け付けております。
●東洋メディックブース
●お問い合わせ先
東洋メディック株式会社
住所:東京都新宿区東五軒町2-13
TEL:03-3268-0021(代表)
URL:http://www.toyo-medic.co.jp/