ITEM2017 コニカミノルタジャパン 取材速報
“Imaging Beyond Imagination”をテーマに「AeroDR fine」など未来に向けた最新技術を展示
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2017-4-16
コニカミノルタジャパンブース
コニカミノルタジャパンは今回,「Imaging Beyond Imagination 限界を超える,領域を超える,そして想像を超える」をテーマに掲げて展示を行った。このメッセージには,コニカミノルタの技術が,従来の医用画像の限界を打ち破り,未来を形づくっていくという姿勢を示している。この展示テーマの下,X線撮影装置(DR),ヘルスケアIT,超音波診断装置などの分野で,新製品や技術,ソリューションを来場者に披露した。
この中でも,最も力を入れてPRされたのが,2016年11月,RSNA 2016に合わせて発表されたワイヤレスタイプの可搬型DR「AeroDR fine」である。画素サイズは,世界最高レベルの100μmとなっており,整形外科領域の手指骨画像では骨の微細構造を高精細に表示して,病変部を確認することが可能である。また,高いX線光子検出効率と広いダイナミックレンジによって,CRと比較してX線照射量を62%低減して撮影を行える。筐体の設計も新しくなり,背面に凹凸を設けて,従来型より指に負担をかけずに持ち運びやセッティングができるようになった。さらに,耐荷重,耐落下性能も強化している。このAeroDR fineと組み合わせて,高鮮鋭で立体物を立体的に描出し,ノイズを抑えた画像を得ることができる新しい画像処理エンジン“REALISM”もPRされた。
また,画像処理のアプリケーションとして,胸部X線画像の診断に有用な“経時差分処理”と“Bone Suppression処理”が紹介された。経時差分処理は過去画像との差分処理を行い,その変化をわかりやすく示すことが可能。また,Bone Suppression処理は,肋骨を除去して肺野を描出でき,病変を検出しやすいよう視認性を向上させる。
ヘルスケアITでは,病院向けのPACSとして「NEOVISTA I-PACS CS」と「NEOVISTA I-PACS CX」を展示した。NEOVISTA I-PACS CSは,施設内に複数ある画像システムや文書類を統合的に管理して,患者ごとに時系列・検査種別にマトリックス表示。医用画像ポータルとして使用する。NEOVISTA I-PACS CXは,VR画像の作成やECGなどの波形情報,歯科画像を表示するなど,多機能のPACSビューワを用意している。このほか,診療所向けのサービスである「infomity」も紹介。外部保存サービス「データバンクアーカイビング」や「胸部Bone Suppression処理サービス」などのデモンストレーションを行った。
超音波診断装置としては,主力製品の「SONIMAGE HS1」と,そこから派生した整形外科向けの「SNiBLE」,機能をシンプル化した「SONIMAGE HS1 PRO」を展示した。2016年11月にSONIMAGE HS1とSNiBLEの新バージョンが発表され,浅部から深部まで対応するリニアプローブ「L11-3」など4種類のプローブが追加された。また,“ShearWave Elastography”を搭載したハイエンドクラス「Aixplorer」も展示された
このほか,女性医療のコーナーも設けられており,「NEOVISTA I-PACS MAMMO SERIES」のCAD機能などが紹介された。
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●お問い合わせ先
コニカミノルタジャパン株式会社
住所:〒105-0023 東京都港区芝浦1-1-1 浜松町ビル
TEL:03-6324-1080
URL:http://www.konicaminolta.jp/healthcare/