ITEM2017 日立製作所 取材速報
“Radiology Solutions through Digital Healthcare”をテーマに掲げ,多彩な新製品を初披露
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2017-4-14
日立製作所ブース
日立製作所は,“Radiology Solutions through Digital Healthcare”をテーマに,デジタル技術を画像診断装置に活用するソリューションを展示した。MRIや超音波診断装置,各種X線システムなど,数多くの新製品を来場者にアピールするとともに,特設コーナー「Quantitative Imaging Theater」を設け,最新の定量化技術を紹介した。このシアターでは,MRI技術として,多彩なコントラスト画像を一度に取得する“QPM”(W.I.P.)と定量的磁化率マッピング“QSM”,超音波では肝線維化評価が可能な“SWM”を,映像プレゼンテーションでわかりやすく解説している。
MRI新製品として,1.5T超電導MRIシステム「ECHELON Smart」をお披露目した。実機を展示するとともに,撮像音を最大94%低減する静音化技術“SmartCOMFORT”を体感できるVR展示なども行っている。ノイズ低減処理の最適化による画質向上,省エネモードの“SmartECO”,自由度の高いレイアウトが可能な“SmartSPACE”などの特長をモニタ展示で紹介している。
超音波診断装置は,4月に発売したばかりのARIETTAシリーズ最上位機種「ALOKA ARIETTA 850」を展示。黒に強い有機ELモニタの搭載や,2〜22MHzの広帯域リニアプローブ「4G CMUT」,浅部から深部まで全領域に焦点を合わせることができる“eFocusing”などにより,鮮明な画像を描出することができる。
CTは,2016年9月に最新ソフトウエアが搭載された64列/128スライスCT「Supria Grande V2.21」をアピールした。同一らせん軌道で撮影することでサブトラクションにおける位置ズレを抑える“軌道同期スキャン機能”や待機中の消費電力を最大55%低減する“Eco mode”,画像演算速度を50%高速化する“Intelli IP RAPID”などの新機能をPRした。
このほか新製品として,従来システムと比べコンパクト化を果たしたFPD搭載胃部集団検診X線システム「ESPACIO AVANT」,装置の乗降機能や高速測定モードを搭載した前腕用X線骨密度測定装置の新製品「ALOKA ALPHYS A」(6月より販売開始)を展示した。
また,放射線治療ソリューションエリアでは,粒子線治療システムのほか,トモセラピーシステムの新シリーズ「Radixact」(アキュレイ社)を紹介した。治療計画システムも搭載した構成となっており,リニアックの高出力化,出力安定性の向上など各種機能強化が図られ,より高精度に短時間での治療を実現する。
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