ITEM2017 GEヘルスケア・ジャパン 取材速報
“Partners for Better Health”をテーマに,デジタル技術による臨床的有用性や生産性の向上につながるソリューションを提案
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2017-4-15
GEヘルスケア・ジャパンブース
GEヘルスケア・ジャパンは,“Partners for Better Health”をテーマに掲げて展示を構成した。このテーマの下に,「卓越した臨床の質をもたらす最新テクノロジー」「経営の効率化を実現するデジタル技術」「日本の医療課題解決のための密なパートナーシップ」の3つをコンセプトとして,最新製品やサービス,ソリューションを来場者にアピールした。MRIやCTなどの画像診断装置に加えて,IoT基盤「Predix」などのデジタル技術を用いて,臨床でのメリットだけでなく,生産性や病院経営の改善,地域医療の質の向上につながるソリューションを提供する。ITEMに先立って4月7日に開催された成長戦略発表会において,多田荘一郎代表取締役社長兼CEOは,超高齢社会における医療の課題を解決するためのイノベーションに向け,「アカデミックケアエリア」「製品+サービス」「デジタル×IT連携」に取り組み,ユーザーや患者,地域医療に貢献するという姿勢を示した。
デジタル技術を代表するソリューションとしては,「VNA powered by CCA」がPRされた。GEヘルスケアのVNA(Venture Neutral Archive)は世界ナンバーワンの実績(IHS 2015 World Market for Storage/VNA)を有しており,高い信頼を得ている。このVNAをPACSなどの院内システムのデータ基盤に用いてユーザーのニーズに応じたビューワを使用できる運用環境を構築できる。さらに,データ活用のソリューションとして,放射線科の業務効率や病院経営に関する分析を行うサービスを展開予定。(国内未販売)
一方で,画層診断装置も新製品が紹介された。MRIはITEMに先立ち2製品が発表されている。研究用途にも使用できるハイエンドクラスの3T MRI「SINGA Architect」は,デジタルRF技術が“TDI(Total Digital Imaging)RFテクノロジー”と呼ばれる第二世代のものへと進化。以前のアナログ型MRIと比較しSNRが最大59%向上する。また,新開発「48チャンネルヘッドコイル」を使用できるほか,圧縮センシング(CS)などの高速撮像が可能な“HyperWorks”を搭載している。MRIの新製品では,“SIGNA Works”により検査効率を向上する「SIGNA Pioneer」の新バージョンのスケールモデルが会場内で展示された。
また,CTでは,「Revolution CT」のガントリが展示された。新しいデュアルエネルギー撮影技術である“GSI Xtream”や心臓CTを容易に施行できる“Smart Cardiac Technology”などの技術が搭載される。
このほか,ITEM初展示となったのは,被検者の痛みや不快感を軽減し,撮影者の操作性を向上するマンモグラフィ「Senographe Pristina」などが展示された。
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●お問い合わせ先
GEヘルスケア・ジャパン株式会社
住所:〒191-8503 東京都日野市旭が丘4-7-127
TEL:0120-202-021
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