ITEM2016 東洋メディック
ブースインフォメーション
2016-3-22
ブースNo.333
●担当者からのメッセージ
ITEM2016でも弊社ブースでは,放射線の測定や診断に関する世界各国からの新しいソリューションをご提案する予定です。診断装置関連では,末梢骨CT装置Xtreme CT IIをポスター展示。放射線治療QAツール各種のほか,診断関連ではCT装置の品質管理について最新情報をご案内する予定です。例年同様,カフェコーナーもございますので,ITEMご来場の際は是非弊社ブースにもお立ち寄りくださいますようお願いいたします。
●ここが見どころ
今回のブースでは昨年に引き続きブース内セミナーの開催を予定しております。会場通路側に面したオープンなプレゼンテーションステージを設置。東洋メディックとしてイチオシの製品について,その特長や機能・メリットを分かりやすくご紹介いたします。
製品展示と合わせて,弊社がご提案するソリューションを,より分かりやすくご案内したいと考えております。
■ブース内セミナーのご紹介予定製品
・myQAグローバルQAプラットフォーム
・Dolphin QA用透過型検出器
・PerFRACTION EPIDベースQAソフトウェア
・SNC Machine TG-142対応QAソフトウェア
・Mirada RTx 放射線治療計画サポートソフトウェア
・CT装置QAツール
なお,ブース内セミナーについては,事前のお申込を受け付けております。
●主な展示製品
PerFRACTION EPIDベースQAソフトウェア
PerFRACTIONはEPIDベースの患者QAツールで,治療前または分割照射中に照射したビームのEPID画像を取得すると,自動的にPerFRACTIONがEPID画像の読み込みから解析を自動的に行います。
ファイルの授受や解析はサーバ上でネットワークを通じて自動処理され結果を保存。ネットワーク上の任意のPCやタブレット等の端末から,Webブラウザを通して結果を確認することができます。
PerFRACTIONにログインすると,ダッシュボード画面に日・週・月ごと,あるいは装置ごとなど設定に応じたサマリ情報が表示され,Failとなった結果の詳細はドリルダウンして確認可能です。
EPID画像を用いますので,ログファイル解析タイプのツールと比較して,QAツールとしての独立性を保ちながら,治療時患者セットアップに起因するエラーも補足でき,より包括的なエラー把握にお役立ていただけます。
Dolphin QA用透過型検出器
IBA社のDolphinはガントリマウントタイプの透過型検出器で,治療事前検証から分割照射まで,測定データを取得できるQAツールです。
平行平板形イオンチェンバを1513個搭載した検出器ハードウェアは,データ通信をWiFi化,角度センサーを内蔵し,電源もバッテリー駆動となっているため,QAセットアップ時に面倒なケーブル配線が不要です。
透過型検出器は,ガントリに取り付けた状態で使用できるため,治療時の照射ビームを測定し,各分割照射が治療計画に沿って行われたかの記録・検証にお役立ていただけます。
取得した測定データはDVHや患者体内3D線量として計画データと比較。検出されたエラーがもつ臨床的な関連性を提示いたします。
myQA グローバルQAプラットフォーム
従来の放射線治療関連のQAツールは,線量計などのハードウェアデバイスごとに,それぞれのアプリケーションソフトウェアをご提供してきました。
しかし,照射技術が進歩し多様なQA業務が必要とされる今日の医療現場においては,データの保管や互換性,比較・解析,バージョン管理などをする上で,そうした個別のツールの利用は煩雑さを伴うのも事実です。
myQAはその名の通り,QAツールの共通プラットフォーム。SQLデータベースを中心に,各QAアプリケーションをモジュール化しているため,患者QA用のmyQA Patients,装置QA用のmyQA Machines,コミッショニング用のmyQA Acceptなど,ご用途に応じて必要なアプリケーションモジュールやプラグインを選択いただくことが可能です。
同一プラットフォーム/データベースを用いるため,施設情報などの共通項目を繰り返し登録するような煩雑さもなく,データ管理は一括化。線量計デバイスで測定したデータを直接データベース保存し,コミッショニング用の3D水ファントム測定データを日常QAデータのリファレンスとして利用いただくなど,データの有効活用にお役立ていただけます。
線量測定ツールや画像解析ツールによるQAテスト項目だけでなく,自由にテスト項目をカスタマイズして追加することも可能。表計算ソフトなどで管理していた情報も,myQAで一括して記録することができます。
さらにサーバ=クライアント構成を組むことができ,オプションのmyQA Cockpitモジュールをご利用いただくと,ネットワーク上のPCやタブレットから,Webブラウザを通じてmyQAのデータにアクセス可能。ダッシュボード画面にサマリデータが表示されるので,Failとなった情報だけ詳細を参照したり,日常QAのトレンドを確認するなど様々なニーズにお応えします。
Mirada RTx 放射線治療計画サポートソフトウェア
Mirada RTxは多様な機種(MR, CT, PET/CT, CBCT, MVCT, SPECT)からの画像の変形合成を行う事で治療計画作成をサポートするソフトウェアです。MRIやPET-CT,SPECTなどの画像を変形して治療計画用のCTに重ね合わせることで,CT上では見えにくい病変を治療計画CTに映しこむことができます。これによってターゲットのContouring(輪郭点描)を容易にします。
また,マルチアトラスを使用した自動Contouring機能により,体内臓器の輪郭点描を支援し,治療計画作成作業の効率化を図ることが出来ます。
これらの機能はDeformable Registration(変形合成)の技術によって支えられており,その精度と効率によって結果が大きく変わります。Mirada RTxでは複数のアルゴリズムを用意して,適切な画像融合を行います。MiradaのMulti-modal DIRアルゴリズムは,異なる機種からの画像を合成するよう最適化されており,ROIを囲むことなく治療計画CT上に他機種の画像を重ねることが出来るため,効率的にターゲットのContouringを行います。またMiradaのCT DIRアルゴリズムは,CT画像同士を素早く合成することが出来る為,マルチアトラスを使用した自動Contouringにおいて効果を発揮します。
このソフトを開発するMirada Medical社は,英国オクスフォードをベースとして,医療画像及び画像合成の分野で10年以上の実績を持つ企業で,その技術は既に多くのCTやLINACメーカーに採用されています。
末梢骨QCT 装置 Xtreme CT II
~ 骨密度のその先へ ~
本当の骨の強さは骨密度(BMD)だけではわからないことは広く知られています。骨密度(BMD値)が高くても骨の質(骨質)が悪ければ骨粗鬆症の診断・治療の目的である骨折の抑制にはつながりません。XtremeCT II(SCANCO社)は,ヒト生体に使用できるCTとしては60μmという世界最高の解像度を誇り,骨密度だけでなく海綿骨・皮質骨の微細構造を解析できる高解像度pQCT装置です。
ImpactDose CT被ばく線量シミュレーションソフトウェア
2015年6月に我国でも診断参考レベルが決められ,新聞やテレビ等でも報じられました。最近では,多くの学会や研究会で被ばくに関する話題が多く語られております。今や診断には欠かせないCT装置ですが,仕様のほとんどは企業秘密の塊で,ユーザーは測定してその秘密を知るしかありません。ImpactDoseはCT検査での撮影条件,患者の年齢や体形を入力するだけで,各臓器の実効線量を推定し表示するソフトウェアです。また,各施設でご使用のCT装置のCTDI値を入力すると,より近い値を求めることが出来ます。ソフトウェアは,モンテカルロアルゴリズムで計算されたテーブルを使って計算され,表示もすべて日本語です。また,CT装置だけではなく,フラットパネルを搭載したアンギオ装置や放射線治療装置のCBCTにも対応しております。CT装置の総合的な被ばく推定に関しては,従来のCTDIによる方法と,AAPM TG-204で提唱されておりますSSDE(Size Specific Dose Estimates)についてもサポートされております。
●東洋メディックブース
●お問い合わせ先
東洋メディック株式会社
住所:東京都新宿区東五軒町2-13
TEL:03-3268-0021
URL:http://www.toyo-medic.co.jp/