ITEM2016 東洋メディック 取材速報
末梢骨QCT装置「XtremeCT Ⅱ」,放射線治療QAツールの各種最新情報を紹介
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2016-4-17
東洋メディックブース
東洋メディックは,世界各国の最新情報として,診断装置,放射線治療QAツール,品質管理等を展示した。ブース内には,広いプレゼンテーションステージを設け,各製品の最新機能や技術の紹介が行われた。
「XtremeCT Ⅱ」は,スイスのScanco Medical社の高解像度pQCT装置。ヒト生体四肢用として使用できるCTでは世界最高の解像度60μmを実現している。骨密度だけではなく,海綿骨や皮質骨の微細構造の解析が可能となる。より精細な骨質の解析によって,骨粗鬆症の診断や治療に役立てるほか,抗がん剤治療における副作用の研究等にも貢献できるようになる。
EPIDベースQAソフトウエア「PerFRACTION」は,治療前から分割照射までを管理できる2D/3D患者QAツール。放射線治療の治療前や分割照射中において,EPID画像の取得から自動的にQAファイルの読み込み,加工,解析,そして結果の保存までを行う。解析結果のデータは,PCやタブレット等のモバイル端末からも確認でき,エラー等もより迅速に把握することが可能となる。
「myQA」は,ドイツ・IBA Dosimetry社のグローバルQAプラットフォーム。放射線治療では照射技術が多様化し,より多用なQA業務が求められてきている。個別ツールでのデータ保管や比較,解析等を実施することは煩雑な作業が必要なるため,それぞれのデバイスを一元管理するために開発された。同一プラットフォーム内で,管理できることによって,施設情報や患者情報などの登録も容易となる。現在は,IBA社のCockpit,Patients,Machines,Fast Track,Accept,CLOUDがmyQA上で連携可能である。今後,さらなる連携が進められるプラットフォームとして紹介された。
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●お問い合わせ先
東洋メディック株式会社
住所:東京都新宿区東五軒町2-13
TEL:03-3268-0021
URL:http://www.toyo-medic.co.jp/