ITEM2016 GEヘルスケア・ジャパン 取材速報
「Partners for Better Health」をテーマに,IoTなどを活用した臨床と経営に寄与するソリューションを訴求
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2016-4-17
GEヘルスケア・ジャパンブース
GEヘルスケア・ジャパンは,「Partners for Better Health」をテーマに掲げブースを構成した。近年,画像診断機器は,装置のスペックが重視されてきたが,同社はそれだけにこだわるのではなく,ユーザーが求めるアウトカムを実現する,最適な製品とソリューションを提供していくという姿勢を展示で示した。これにより,日本の医療が抱える2025年問題といった課題を解決していく。具体的には,米国GEが提供するIoT(Internet of Things)の基盤となるソフトウエア“Predix”を活用した「Brilliant Hospital」構想が挙げられる。今回のITEMでは,その第一弾のサービスとして,5月にサービスインするメンテナンスサービス「Brilliant RaDi」が紹介された。
Brilliant RaDiは,画像診断機器から発生するデータをPredix上のデータベースに自動収集して分析。故障発生の予兆を早期に判断し,部品交換などを行うことで,ダウンタイムが発生しないようにする。GEコマンドセンターと言われる専門チームがデータの分析や監視を行う。また,データ分析の内容を基にユーザーとミーティングを行い情報共有する仕組みとなっている。パイロット施設である伊勢赤十字病院では,日勤帯での修理時間が約40%減少したという。
ヘルスケアITのコーナーでは,「インテリジェント」「ベンダー・ニュートラル」「コラボレーション」をテーマに展示を行った。新製品としては,ITEMに先立ち,被検者の検査待ち時間を短縮できるRIS「Centricity RIS JP」と電子カルテシステムとシームレスに連携する「Centricity Radiology Report JP」が紹介された。このほか,VNAソリューションである「Centricity Clinical Archive」やPACSビューワの「Centricity Universal Viewer」,クラウドサービスの「医知の蔵2.0」のプレゼンテーションが行われた。
新製品としては,血管撮影装置の「Innova IGS 520 ASSIST」「Innova IGS 530 ASSIST」「Innova IGS 540 ASSIST」が紹介され,そのFPDが展示された。TAVIなどのハイブリッド手術向けをはじめ高度化するインターベンションを支援するアプリケーションが充実している。このほかの新製品では,日本で開発されたX線骨密度測定装置 「PRODIGY Fuga」も展示された。
同社ブース内では,このほかにもMRコーナーで「SIGNA Pioneer」と検査効率を向上するシーケンス“MAGiC”,CTコーナーで「Revolution」シリーズ,核医学では放射性医薬品合成設備「FASTlab」などが紹介された。また,肝臓や乳腺といった領域別のソリューションコーナーを設け,複数の画像診断機器を組み合わせた診断をPRした。
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●お問い合わせ先
GEヘルスケア・ジャパン株式会社
住所:〒191-8503 東京都日野市旭が丘4-7-127
TEL:カスタマーコールセンター 0120-202-021
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